どこまで言葉を〝ひらく〟べきか
どこまで言葉を〝ひらく〟べきか。
昨年からずっとそんなことを考えています。
どの言葉を閉じどの言葉を開くか。あるいはどこまで開くか。ずっとそんなことを考えながら文章を書いています。
秀丸(PC)で、縦式(iPhone)で、ブラウザで、アプリで……何かしら文章を書くたびに頭のかたすみで考えています。
ここで言う「閉じ開き』とは、その言葉を漢字で表記するかひらがなで表記するかのことです。
発端は音響効果のお仕事をされている年上の知人が放送業界での業務経験を踏まえて、言葉を「ひらく」よう推奨していたことでした。
その方が読みやすいから、と。
これはなかなか難しい問題です。
新聞記事を書いているわけではないので、個人の文章であるならばある程度はバラツキがあった方が自然に見えます。
少なくとも、僕自身はそう思います。
なるべく言葉を開いた方が読みやすさ(リーダビリティ)を向上させられるのですが、どういった文章においてどの言葉を閉じ開くのかによって意図さえも変わってくるため、どの程度開くか毎度判断が難しいところなのです
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