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【オランダの場合】デートのお会計事情

ツイッター(現X)を長年使っていると、定期的に「デートで必ず男がおごるのはおかしい」論争がでてきます。このトピックは男女の給与差とか昔ながらの価値観とか不景気問題とか様々な要素を含んでいるので、議論がヒートアップしてしまうのはよくわかります。私は「二人の関係性や年齢差や給与差で調整すれば良いのでは。それが話し合えない信頼関係なら、そもそも会わないほうがいい」と考えています。

オランダの場合は?

ふと、いま私が住んでいるオランダはどうなんだろうと考えました。そもそもオランダは国民性として「財布の紐がかたい気質」として知られています。英語の割り勘を意味する表現「Go Dutch」はオランダ式にやるという意味ですし。
そんなオランダの若者のデートお会計事情を知りたいと思ったのですが、あいにく20代から30代くらいの、主なデート世代に知り合いがいないのでネットで検索してみました。

いくつか読んでみたところ、平均的な意見をまとめていると感じたのはこちらのサイト。

そのものずばり、「初デートでは誰が支払うの?」というタイトルです。
この記事(2022年アップ)によると、やはり少し前までは、男性がおごるのが当然という考え方だった様子。
けれど近年では「初デートではお互いのことをまだよく知らないし、自立した女性として割り勘で平等を維持したい」と考える女性も増えてきているのだそう。

けれど実際は?

ただそれはそれとして、多くの女性は「初回のデートは男性に支払って欲しい」と考えているそう。もちろんほとんどの場合、女性は割り勘を申し出ますが、男性が最初のデートで支払いを申し出た場合は良い印象を持つのだとか。そこで割り勘にする男性のことは「ケチだ」という印象を持ち、自分への興味もないんだろうなと判断してしまうのだそう。

ただしあくまでもこれは初回のときの話で、ほとんどのオランダ人女性は 2 回目以降のデートでは普通に割り勘していくようです。初回デートはお互いのことをまだよく知らないタイミングだからこそ、支払いひとつで印象が良くも悪くもなってしまうんですね。
そしてコツとしては、やはり初回デートはあまりお金のかからない場所(カフェなど)に設定するのも上手くいく秘訣のようです。

ただこれは私見ですが、いまの10代がデート世代になる頃は、また違う風潮になっているのではないかという気もします。初回から割り勘も、当たり前のことになっているような気がしないでもなかったり。数年後にまたリサーチしてみたいと思います。

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ぜひ読んでみてください♪

サライ.jp

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