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オランダUNICEF「コロナ時代の子どもの権利への関心が低すぎる」と警鐘

オランダUNICEFが、ライデン大学および「子どもの権利」の専門家トン・リファード教授と共同で「コロナ時代の子供たちへのリスク」分析を発表しました。

これによると、オランダではコロナ期間中に「子どもと若者のための対策」がほとんど考慮されていなかったそう。ユニセフは、子供たちがしばらく学校に行かず、友達に会わないことがどんな結果を引き起こすかという子を懸念しています。
オランダでは5月11日から段階的に登校が始まっていますが、中には親の判断で学校を休ませている家庭もあります。中等教育校でも夏休み明けまで開校しないという学校もあり、そういった自宅学習が長引く子供たちにとって、大きな問題になる可能性があると指摘しているのです。

けれど私がざっと読んだところ、「子供のコロナ感染の可能性を無視して投稿させよ」ということではなく、「もっと子供の気持ちを傾聴せよ」ということのようです。

このユニセフのレポートより前のニュースですが、オランダの多くの小学校では分散登校が始まった段階で、まず子供の気持ちの表明から始めたそうです。コロナウイルスが原因で、病気になった知人の話や、感染の恐怖で不快な経験など。そういった感情を共有することで、うまくそれに対処できると心理学者は考えているのだとか。そういった感情を自分の中でだけため込んでいると、頭の中での問題はさらに大きくなってしまうのです。

家庭での話し合いでも同様の効果があるのかどうかは分かりません。でも、やはり同年代の友達同士で傾聴し合えるのは意味がありそうですね。

新型コロナウィルスの第二波もくると言われていますが、もしまた同じように休校があるのなら、次回はもっと子供たちのメンタルサポートにも注意を払って欲しいと思います。

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