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プロに任せるメンテナンスで、自分を他者に委ねる時間を味わう

 久しぶりの美容室だった。流行病に臥せっていた時に入れていた予約は当然キャンセルだったので、再予約をしていたのだった。

 いつものカットとヘアマニキュア。馴染みの美容師さん。何もかもが変わらず予定調和だった。3回洗髪の機会があり、その度にヘッドスパ級の頭皮マッサージをしてくれる。久しぶりに身を委ねて脱力する時間となった。

 他愛もない会話の中で、おすすめの整体の話になった。体のメンテナンスには気をつけている方だとは思うけれど、そろそろ自分でなんとかしようとするだけでなく、プロに任せてもいいかもしれないと感じていた。

月に一度美容室に行くように、美容歯科、美容皮膚科、カウンセリング、などなど。すでに行なっていることもあるけれど、整体や接骨院は体に触れられることが苦手でずっと避けてきた。

けれど、今日お勧めしてもらった整体は、女性の整体師さんが施術してくださるということなので、それならまだ大丈夫かもしれないと思えた。何より、信頼する美容師さんが勧めてくれたのだ。試すことにあまり抵抗は感じなかった。

忙しさが予想される9月になる前に、一度行ってみようという気になっている。


 いい年なので、自分でできることは極力自己完結したい気持ちはあるけれど、他にエネルギーを向けたいことがいくつもあるし、プロに任せた方が遠回りせずに済むこともあるんだよね。

私にとって、他人に身を委ねるという体験は、私の性格か日本の文化なのか、相手が家族であっても簡単に得られるものじゃない。

そんな私でも、他者に心を開き信頼して、緊張を完全に解く事ができる時間を持つことは大きな意味があるように感じる。その時間を定期的に持つ事は、自分を大切にすることの本質に繋がることだと本能でわかる。

そう思うのは、緊張状態がデフォルトの日々だからかもしれない。自分で言ってて、なかなか不健康だなと思う。

明日も自分を大切にできていることを実感できますように。
今日も1日ありがとう。

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