誰かの助けになれたと感じた時、心が健康を知る
体調を崩しがちになり、そこからさらに健康に不安を感じている時というのは、仕事のストレスをうまくリリースできていない時だと自分で薄々感じていたけれど、
ああ、やっぱりメンタルで体調というのは大きく左右されるのだなと思った出来事があった。
他機関への出向の日。一日の仕事が終わると、いつもなら後日記録を出すので、お互い忙しくしているということもあり、特にその日のうちに担当者と情報共有をするという事は少ない。けれど、この日は現在発生している問題の相談を受けた。
そもそも、他業種との連携は、お互いの専門を尊重しあうのが原則なので、相手の専門領域について相談されても意見することはほとんどない。
けれど、この時は担当者がとても悩まれていて策が思いつかないようであった。
これまで色々と試行錯誤されてきたのだろうし、領域の違う私が口を出すことではないが、と前置きをした上で、他の出向先でこのような事例があり、もしかしたら、その対応の仕方が何かヒントになるかもしれないと添えて、ある対策案を伝えた。
担当者は、それをメモし、とても真剣に聞いていた。さらに、こういった結果が起きる可能性があるがと、予測される不安な結果について聞かれ、それに対しても対策案のポイントを整理し、ある点に留意すれば回避できるかもしれないと話すと、相手は納得できたようであった。
このやりとりののち、専門外のことであるので、私の話は軽く流してくださいと言うと、担当者はこれまでの私が提出した記録を出し、いつも違った視点をくれるので、とても助かっていますと私の仕事を評価してくれた。
このことがあって、出向から戻った後、1つ残っていた仕事もそれほど疲れを感じずにすることができた。明らかに、褒められて元気が出たわけで、都合のいい体だと思う。
ちょっとしたことで奈落の底まで落ち込むように、ちょっとした評価で簡単に最悪の体調も戻り元気になる。
私はちょっとしたことで落ち込む人なのだなとちゃんと理解しておくべきだ。
落ち込みすぎてしんどい時、その原因となっている事柄は、自分には耐えきれないと思ったとしても、実は自分が思っているよりも重すぎるものではないのだろうと思っておくべきだ。
褒められたいというより、誰かの役に立ちたい。
誰かの助けになっていると感じることができたら私は浮上できる。
帰りのバスの中で私の心臓は何の問題もなく健康であるように感じた。
私の心臓はまさに私の心そのまま。
私を勇気づけてくれた人との関わりに感謝。
明日は明日
今日の気づきが明日につながりますように。
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