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ポーラ・オルビスHD入りしたトリコって最近どうなの?

4月になり新入社員の方々は社会人生活スタートですね!トリコにも4名の新卒メンバーが入社してくれました。

2021年4月に正式にポーラ・オルビスホールディングス(以下、POHD)にグループ入りをしてから、早いもので1年が経過したのですが「直近のトリコってどうなの?」を今回書いていきたいと思います。

「え!M&Aしてたの?」という方はこちらのリリースをご覧ください↓

POHDに入ってぶっちゃけどうなの?

グループ入りしてから一番聞かれることが多かったこの質問に、少しまとめて答えてみようと思います。

変わったこと

- POHDの最強サポーターが、取締役などボードメンバーとして参画
- 資金を含むリソースの安定的調達が可能に
- ポーラ化成工業の商品開発力をはじめ、日本最大級の美容企業のノウハウ共有

1つめ。

オルビス社長の小林さん、POHDのコーポレートベンチャーキャピタル担当の岸さんが取締役として参画してくださいました。

グループ入り前から不定期にアドバイスをいただく機会はあったのですが、お二人に定期的サポートをいただける環境になったことは事業への大きなプラスでした。

2つめ。

トリコはCFO不在のため資金調達の時期は代表にとって、プロダクトやサービスに向き合う時間が強制的に少なくなる時間でした。そんな中、グループの資金、そして人材を安定的に調達できる環境に身を置けたことは大きな変化です。

3つめ。

社内にR&D専門の部署があったり、物流にロボットを使用したりと、今後トリコがスピードを保ったまま事業成長し続けるためのノウハウをグループ会社から常に提供してもらえる環境になりました。

変わらないこと

- 意思決定のスピード
- オフィスも別々
- 評価制度や採用

1つめ。

POHDはPOLA、ORBIS、THREEなど約10ブランドを保有していて、経営はそれぞれの事業会社に委任されています(自主自立経営)。これはグループ入り後に驚いたことの一つですが、一定のガバナンスは効きつつもブランド運営に対する意思決定には驚くほど干渉はありません。

「上場企業の傘下に入り、意思決定のスピードが遅くなってしまったのでは?」と思われがちですが、重大なものでない限りブランドに対する意思決定は代表の花房の最終判断のもと、事業推進がされています。

2つめ。

オフィスが一緒になることもありません。グループ入り前後で変わらず、新宿御苑近くにオフィスを構えています。こじんまりとした居心地の良いオフィスです。

3つめ。

自主自立経営なので、評価制度や採用もグループ内で画一化することなくトリコ独自の人事評価制度となっています。年功序列などは全くない自由な組織なので、自分次第でいくらでも成長できる環境です。

◇◇◇

とはいえ一番気になるのは「ぶっちゃけM&Aも終わって、社長やメンバーのモチベーションってどうなの?」という部分だと思います。

回答としては、モチベーションしかありません!

挑戦できる組織・資金はむしろM&A前より圧倒的に整っている中で、成長可能性しかない環境の中で日々事業に取り組んでいます!

2021年度は何してた?

去年4月のPOHDグループ入りからの1年、トリコの大きなイベントを振り返ってみます。

4月 FUJIMIプロテインのリリース

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FUJIMI第3段のプロダクトとなる、パーソナライズプロテインをリリースしました。直近ではサプリメントよりもお客様のご購入数が上回る月もあり、FUJIMIの新しい主力商品になっています。

プロテインはサプリ同様、①何を選べばいいかわからない、②パッケージのデザイン性が低い、③続けられないのニーズが大きく、クリエイティブにこだわるFUJIMIがパーソナライズとして提供する意味があるなと思い開発に至りました。

1食20g以上のタンパク質を摂れ、その他にも美容成分などをパーソナライズ配合し、かつ妥協のない美味しさを追求した、非常に開発難易度が高かったプロダクトです。

成分にもこだわり抜いているため、価格が他社プロテインと比べるとやや高くなってしまったのですが、売れ行きはとても好調で、上記の①②③の仮説が正しく、これからのFUJIMIの商品開発の軸を検証できた良いリリースになりました。

6月 広末涼子さんで初のテレビCM

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4畳ほどのオフィスでFUJIMIの商品開発をしていた当初から「もしCMするなら、広末涼子さんのイメージだよねえ...てか一択だよね。」と話していたそうで、創業メンバーの3年越しの想いが叶った瞬間でした。

長年芸能界で活躍し続けている大女優の広末さんに、自社商品を紹介してもらえた瞬間「FUJIMIもここまで来たのか...」と感慨深かったです。

トリコは「私らしい美しさで、私をもっと好きになる」というミッションのもとFUJIMIを提供していますが、広末さんの唯一無二の透明感のある美しさと年齢とともに艶やかに変化していく美しさが、まさにFUJIMIのイメージだなと思い起用させていただきました。

書ききれない部分は、代表の花房が下記noteで熱く語っているので、もし興味がある方はご覧ください。

7月 新宿ルミネ2でポップアップ開催

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CM公開に合わせて、新宿ルミネでポップアップを開催しました。

店頭でFUJIMIの美容分析を実施していただいた方に、FUJIMIお試しセットをプレゼントしたのですが、3週間で2,000個ものお試しセットを配布することができました。

期間中は実際に社員メンバーや代表の花房も店頭に立っていたのですが、FUJIMIを認知してくださっているお客様が想像以上に多く、そこから購入に至っていない理由やどうしたらよりお客様にとって購入しやすいサービス体験につながるのかなど新しい課題も見えてきました。

12月 自社EC基幹システム(カートシステム)のリリース

2回のリリース延期を乗り越え1年半かかった、トリコ史上最大のプロジェクトを実は水面下でリリースしていました。

単なる自社カートシステム開発ではなく、FUJIMI分析データと購入データを紐付けて、より最適なパーソナライズ体験を顧客に届けるための大掛かりなもので、そもそも1年前まで社内にエンジニアが1人もいなかったトリコとしては、エンジニア組織を構築するところからスタートしました。

また、外注制作していたFUJIMIサイトを全てReact言語にリファクタリングし、よりPDCAを回しやすい環境構築も進みました。

経営陣がデザイナー、マーケター出身というバックグラウンド的に、クリエイティブやマーケティングへの投資がメインだったのですが、今後会社としてテクノロジーへの継続投資を意思決定し、その一歩を示せたなと思っています。

2022年は何やるの?

初のFUJIMI常設店舗

パーソナライズ商品を提供しているがゆえ、実店舗でのコミュニケーションが難しい中で、初の試みとして3月1日に新宿のルミネに1号店をオープンしました!

▼詳細はこちら

社内に開発チームを持っているからこそ、OMO設計にも力を入れています。今後の店舗展開も見据えて初の常設店舗を成功させるため、メンバーと試行錯誤しながら進めたプロジェクトとなりました。

FUJIMI商品の拡充とリニューアル

商品開発にこだわりすぎるがゆえに、2019年のFUJIMI誕生から1年に1つのペースでしか商品リリースを出せていないという現状を打開するべく、商品開発チームを強化し今年は倍以上のスピードで進んでいきたいと思っています。

また、D2C事業だからこそ実現できるクイックな商品リニューアルも進めていきます。お客様の声を1年以内に反映し実現する。そんな商品開発を行なっていきます。

FUJIMIだけじゃない!新規事業の仕込み

半年前からずっと温め続けてきた新規事業をついに始動させたいと思っています。トリコが展開する新しい事業に興味がある方はぜひ採用募集から話を聞きにきてくださいね🦻

今後、トリコはどうなるの?

今後トリコは、一人でも多くの「私らしい美しさで私をもっと好きになる」を叶えるために、テクノロジー×クリエイティブを介した唯一無二のビューティープロダクトを提供していきます🕊

そのために、まずはテクノロジーへの投資。

外部から見るとFUJIMIの現状は、数多あるEC通販ブランドの1つでしかありません。ただトリコとして目指しているのは、プロダクト的アプローチだけでなく、UX全体を通してお客様の私らしい美しさを叶えている状態です。

テクノロジーで提供できる心地良さやパーソナライズ性を最大限に活用し、他ブランドでは実現しきれないUX全体を通したビューティプロダクトを届けていきます。

そしてクリエイティブへの投資。

創業メンバーが全員デザイナーだったこともあり、当初からデザインへのこだわりは強く、プロダクトはもちろん広告クリエイティブの1つ1つに至るまで社内のデザイナーが内製する体制になっています。

とはいえ、実現したい世界観や届けたい価値観からはまだまだかけ離れているのが現状です。FUJIMIは現状プロダクト中心の展開になっていますが、本当に実現したいのは、FUJIMIという価値観を好きになっていただいている状態。

そのための実店舗の挑戦であり、それこそレストランやホテル、映画など、より世界観を感じていただけるものへの挑戦もあると思っています。チャネルに依存しない価値観の共有こそが一過性とならないブランドとなると信じて、クリエイティブやブランドに投資をしていきます。

◇◇◇

つらつら書いてしまいましたが、伝えたいことは1つです。

「大企業の傘下になったし、もうチャレンジできることも少ないんじゃない?」なんてことは全くなく、むしろ手札はどんどん増えているということ!2022年そして2023年までみちみちに、新プロジェクトが山積みなので、少しでもこれからのトリコに興味持ってくださった方は話しを聞きに来てくださいね。

↓採用ポジションの一覧

最後まで読んでくださりありがとうございます。

新メンバーの挑戦を、トリコ一同お待ちしております✨

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※撮影時のみマスクを外しております。

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