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メンタルを病んで出来なくなったこと4選

プロフィールにもある通り わたくし病人でして
かれこれ10数年いわゆるメンタルクリニックに通院しております。
明確なきっかけは無く、日々のストレスやらなんやらが積み重なって高校生のはじめ頃に「パニック障害」を発症しました。
もう人生の半分はメンクリ民として過ごしています。
現在ではかなり寛解し、通院と服薬でコントロールしながら生活出来ていますが、発症から今日に至るまでとても苦労しました。
今回は発症して出来なくなったこと4選を紹介していきます。
ちなみに1〜4のうち「4」以外は現在では概ね克服しております。

発症してできなくなった事

1.公共交通機関に長時間乗れない

私の住んでいる地域は車が無くても余裕で生活出来ます。
でもこの環境がマイナスに作用しました。
当時はまだ免許が取得できない年齢なので家族に頼りたいところですが、残念ながら家族はペーパードライバーと高齢者で構成されていたので車を手放していました。
ペーパードライバーも免許自体はあるのでレンタカーやカーシェアも不可能ではないのですが「超奇跡的に取得出来た、取ってから一度も運転していない」と胸を張って宣言するような人なので、便利さと引き換えに命を失う可能性が高く、車移動というカードは端からありませんでした。

そこで次に出てくる選択肢は自転車なのですが、この地域は引くほど坂が多く、チャリ移動は寧ろ修行でしかありません。歩くより疲れます。
学校もチャリ通は禁止でしたし 仮に禁止されていなくても自宅からの距離的に現実的ではありません。
「じゃあお前どうやって生活してたんだよ」というと
頓服の精神安定剤を服用してイヤホンで音を閉ざして無理して電車移動です。
あとは遊びに行くことを極力あきらめる
我が家は決して裕福ではないのでバイトはしていましたがこれも
「シフトの融通が利く・接客業ではない・病気に理解がある」という条件が合致したので自宅から離れた場所の家族の友人が経営する会社の裏方でした。
バイトの行き帰りも当然「頓服とイヤホン」で乗り切っていました。

2.美容院や歯科など逃げられない場所に行けない

美容院に行けないことも辛かったです。
校則激ユルの小悪魔ageha全盛期のJKなのでダサいのは論外です。
タイミング良く「泡タイプのヘアカラー剤」が台頭して来た時期なので、ドラストで買って自宅の風呂場で染めていました。
幸い髪質と絶妙な手先の器用さでセルフカットでもダサくならずに済んでいましたが、本音ではやっぱりプロにやってもらいたかったです。
でも当時はミニモもホットペッパービューティーも無かったので、それなりの施術を受けるには私の「体調のマシな日だけで稼いだバイト代」では足りませんでしたし、発作が起こると怖いのでお金があっても無理だったでしょう。

歯医者はそもそも行きたく無いので物凄く真剣に歯磨きをしていました。
気合いが入りすぎた代償で知覚過敏になりました。

3.人混み・音や光の強い場所に行けない

音と光と人混みに弱いと行けない場所…
スタジアムです。大好きなサッカー観に行けなくなりました。
あとライブも無理です。
当時V系に傾倒していたのでライブハウスでヘドバンしたかったけど叶わないので在宅です。
奇跡的に体調が良いと現地に足を運ぶまではオッケーなのですが、サポもバンギャも地蔵に厳しいので怖くなって引き返したこともあります。

まぁそのお陰で未成年と関係を持ってブタ箱行きになるバンドマンやたぬきにあることない事書き込んで開示請求されるバンギャを新たに世に出さずに済んだので良しとします。

4.コーヒーやエナドリが飲めない

発作を誘発しやすくなるからカフェインは天敵です。
同じ診断名の方が全員カフェインがダメなわけではありませんが、出来れば避けた方が良いとされています。
今でこそカフェインレス飲料が身近になりましたが発症当時は一部の専門店にしか取扱がなかったり、バリエーションが少なかったり、記載がなく含有されているか分からなかったりしたので水ばかり飲むようになりました。
あとエナドリ・ドリンク剤は大抵カフェインを含むので24時間戦うことも、ピンモンをストローで飲んで地雷ムーヴすることも出来ないです。
リアルゴールドしか勝たん。

そして地味に困る事が鎮痛剤や風邪薬をはじめとした市販薬に無水カフェインという成分が含まれていることが結構あるんです。
処方薬でも使われている事があるので初めてかかる病院では問診票にカフェイン不耐なことを必ず記載しています。
カフェインは指定アレルギー物質ではないので、アレルギー表には書かれていないから事前チェックも一苦労です。
あと人種によってカフェインの耐性って違うようで、日本人というかモンゴロイド?はカフェイン不耐は少数派みたいですね。
アルコールとは逆にカフェインには強い人が多いそうです。カフェインレスが広まるのに時間を要したのもこの辺りが関係しているかもしれません。

最後に

冒頭でも述べましたが現在ではカフェイン以外はだいたい平気です。
美容院も歯科もスタジアムも行けますし、電車にも乗れます。
ただ体調を崩している時や疲労がたまると不調が起こることはあるので長距離・長時間の外出時はバッグにヘルプマークを付けています。

また、発症してから現在までずっと絶不調だったわけではなく、大学時代などは比較的症状がマシで試合観戦やライブにもときまた行っていました。
発症した高校生時代はスタジアムにロクに行けませんでしたが、出来たばかりのマリノスタウンが学校から比較的近かったのでよく足を運びました。

今後は「医師との相性」や「寛解のきっかけになった出来事」など重くなりすぎないように綴っていきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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