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ぼくの名前は

シロツメ

雑草の髪の少年は
ぼそっ呟いた

それがぼくの名前さ

少年の身体の半分は
もう既に
マグマドグマと
一体化していた

そんな…

ライスワイフは
悲しげな顔をしたが
もうどうしようもなかった
ミナミもただ
呆然と立ち尽くしていた
アイウェオは
この時を悟ったかのように
静かに目を閉じていた

あと…
これが終わったら
ヤスメヤセンの街を修復して
ドンブラ湖畔に
向かってくれ
そして
薙ぎ倒された木々を
元に戻してほしい…
頼んだよ…

少年は完全に
マグマドグマを取り込んで
別の何かになっていた


◆ 戦利品 ─【少年の名前】

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