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ドイツの窓

今、ドイツに出張で来ています。ちょっとだけ長期になる予定。
アパートメントホテルに滞在しておりまして、入るとたくさんの注意書き。
それはもうあちらに注意書きこちらに注意書き、という感じ。

「俺、やべーところに来た?」と思いながら翌日説明を受けると至って普通の対応で一安心。どうやら本当に破損させる人が多いらしい。

私自身は機械製造業界にいるのですが、友人関係に住宅関連が多いので今滞在しているアパートメントホテルの感想を備忘録として書いておきます。

1.断熱に関しては確かに欧州の建築物のほうが性能は良いです。でも手放しで褒められません。重い。とにかく重い。そして事故の可能性が実際にある。これを無条件で褒め称える人の気持ちがしれませんw

2.1とは真逆でドイツの住宅(以前駐在していたフランスもそうでしたが…)、換気という概念がありません。「換気は自分でやってね!(注:先程のメチャクチャ重い窓を開けてね!)」ということです。正直、駐在期間中空けていた日本の自宅が傷まなかったのは日本の住宅の24時間換気のおかげだと思っているので、ここは微妙かなと笑

ここからは、ドイツの窓を実際の写真で解説します。
まずは友人から教えてもらったサイトから。
https://kenzai-digest.com/window-01/

ドイツの窓は「ツーアクション窓(ドレーキップ窓)」だとわかりました。
実際の扱い方を下記に説明します。


閉まってる状態。ハンドルが6時方向で「閉」になります
そしてガラスが断熱仕様で枠も厚い。断熱はいいけどとにかく重い!


ハンドルを3時もしくは9時(窓の左右によって異なります。それ却って紛らわしいんじゃ…)
にすると横開きモードになります


こんなふうに開きます


今度はハンドルを0時方向にすると、内倒しモードになります


開くのはこの角度まで。換気専用ですね


気になるのは2点。

日本人からするとここで突っ込みがあるわけですよ。「虫網付けられないじゃん!」です。日本で普及しない原因は間違いなくこれ笑

そして、モノの製造関係の方ならわかるもう一つのポイントは「横開きと内倒しができるということは、つまり『この窓はどの辺も完全に固定されていない』ということ」です。これ物凄く怖いんですけど!実際にアパートの管理をされてる人と話したところ「ほんとはこんなに注意書き付けたくないんですけど、実際に破損や事故が多くて。特に窓関連で窓が外れちゃう案件が(略)」とのこと。

…怖いよ!w
自分の家にこれつける気にはぜったいになりません。

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