まさか１０円〇〇なんて

春は毒出しの季節と昔から言われていますね。
閉じていた身体が開きだす春。
私の周りでも体調を崩す人が後をたちませぬ。

そんな流行にのっかり、絶賛毒出し中のわたくし
なんと１０円ハゲができてしまいました！

正確には２か所あるらしい（美容師さんがもう一個ある！って教えてくれた）から２０円ハゲになるのかな。(笑)

最初見つけた時は本当にびっくりして

「ん？」

「んんんんん？？？」

「うううううそやん！？」

「ハ、ハ、ハゲてるーーーーーー！？！？！？！！？！？！？！」

と鏡に映る頭を何度見もしたし、めっちゃショックだった。

でもなんだろう。
「なんとしてでも抗わねば！」
「病院いってはよ治さねば！」
といった感じになるわけでもなく

「そっかー剥げちゃったかー」
と不思議とストンと受け入れられたというかなんというか。

私は常々「身体は感情とリンクしている」と思っていて、
また小学校高学年くらいにも一度同じような場所にできた記憶がおぼろげにあることを考えた時に

「ああ、ようやく出てこれたんだね」

という愛おしさに似た感情の方が浮かびあがってきたって感じかなぁ。

わからないんだけれどもしかしたら…
もしかしたらよ？

この子（ハゲ）はきっとあの頃のどこにもぶつけられなかった私の気持ちなんじゃないかなぁと思ったんだよね。

当時は気づかないふりをしないと生き抜くことができなかったからこそ
心の奥深くにえいえいえーーーーいっと閉じ込めてしまっていたどろどろした感情たち。
それが今ようやく出てき始めたのかもしれない
と直感的に思った。

だとすれば今度こそちゃんとその感情を味わいきって手放したい！

でも…

正直向き合うのはこわい。
ハゲだって今は１０円（いや２０円か）だけどもっともっと広がったらどうする！？
実は白血病とかやったらどうする？？
そんなん怖すぎるやん！！

と頭の中で自問自答を繰り返す私。

それでも

それが私が過去に閉じ込めたものであるものであるならば
今度はちゃんとそれを全部受け止めたいって思ったし
今の私だからこそ受け止められるじゃないか、とも思った。

なかったことにしたくない。
見ないふり、気づかないふりはもうしたくない。
あなたを置き去りしたままにしない。
私があなたの傍にいる。
だから、
出てきて大丈夫だよ。

そんな風に
２０円ハゲ（正確には１０円分は後頭部のためどこなのか実はまだ見つけられていない）に手をあてながら
自分の中の小さな私に声をかけてあげています。

さぁ
これから私はどんな私に出会えるのだろう。

2024/5/1