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盆栽をジェンダーレス・エイジレスなものへ Bonsai Girls Project

どうも、こんにちは。なえどこのハルカスです。

香川大学学生チャレンジプロジェクトに属する、地域連携学生委員会なえどこですが、学生チャレンジプロジェクトに所属するプロジェクトの取材をしております。

今回は、第1弾!Bonsai Girls Project(略してBGP)さんです!取材はうっきーとハルカスで担当いたしました!今回の取材には、リーダーの小林さんがインタビューを受けてくださいました。

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​なえどこポーズでも撮ってもらいました!



主な活動内容や目的


Bonsai Girls Projectさんの基本情報です。

ところでみなさん、松盆栽の生産を8割占めている生産地を知っていますか?

そう、香川県高松市なんです。知ってましたか?

そして、盆栽って言われたらどんなイメージがありますか?


BGPイメージ


こんな感じですよね。


香川県高松市は盆栽の名産地だということをアピール、男性や年配の方、お金がかかるイメージを払しょくするために、そのイメージとは真逆の女子大生が高松盆栽を広げる。つまり、

”盆栽 × 女子大生 = 化学反応”

というのが、Bonsai Girls Projectさんの活動目的です!

だから、Bonsai Girls Projectさんは女子だけしか入れないんです。BGPさんは女子しか入れないのが取材者の謎だった件なんですが、解決されました。

会話1

主な活動は、ワークショップ・フリーペーパー・SNSの発信。

ワークショップは企業の依頼(インフラ系が多いそう)からもあるそうで、現在は結婚式場とのコラボ企画を計画中!

取材が慣れていないもので、録音に失敗してしまい、文字おこしが途中からしかできなかったため、ここまではインタビュー感がない記事になってしまいました。

ここからはしっかりと、インタビュー感をだしますよ(笑)


多いメンバーをまとめるための工夫


―小林さん自身がBGPに入った理由と、活動している中で感じたBGPさんの魅力を教えてください。

私自身高松市出身で、高校が高松盆栽の名産地である鬼無に学校があるので、結構普段から目にはしてたんですけど、盆栽を。でも、ここまで高松は、盆栽の有名な産地ってことも知らなかったですし、苔玉っていう、親しみやすい盆栽があるっていうことも知らなかったので、そういうことをプロジェクト紹介※で知ったときに、あ~それっだったらちょっと興味あるかもって思ったのと。あとやっぱり一番は“盆栽×女子大生”っていう、言葉のインパクトの強さ。今まで聞いたことないような組み合わせだったので、そのインパクトに惹かれたっていうのが、きっかけになりますね。BGPの魅力については、高松盆栽自体の魅力があるから、BGPもその魅力を存分に発信できるっていうところもあるんですけど、やっぱり全国どこに探しても、盆栽を発信する女子大生っていう組み合わせはないと思うので。そういう唯一無二のプロジェクトっていうところは、Bonsai Girls Projectならではの魅力かなと思います。

※プロジェクト紹介:なえどこが運営を務める、新入生向けの学生チャレンジプロジェクト紹介のこと


―メンバー同士、仲良く活動している感じですか?ミーティングとか。


そうですね。ケンカとか意見がぶつかるっていうことはなかなかないです。けど、ミーティングでは常に、みんな一人一人の意見聞けるように、挙手制というよりかは、どう思う?っていう指名制になります。結構控えめというか、自分から意見をガツガツ言うっていう子よりかは、意見は持ってくれてるけどちょっと言い出す勇気はないのかなっていう雰囲気の子が多いので、できるだけミーティングではみんなに発言の機会ができるように、一人ずつに意見を求めるようにはしてて。でも、その誰かが言った意見に対して、誰かが否定するってこともないですし、みんなの意見を組み合わせて、もっといい案ができないかなっていうのもみんなで考える空気はあるかなって思います。結構多様な意見が集まるので、一つの意見にまとめるのは難しかったりはするかな、とは思ったりするんですけど、みんなで先に多数決というか、この意見良いと思うっていうのを決めたうえで、残った意見をどう組み合わせるかなあって感じで決めていってますかね、いつも。

―メンバーが多かったら、役割分担とか難しいと思うんですけど、どういう役割があるかとか、どういう風に決めてるのかとかありますか?

まず、部門としては、幹部っていう部門と、広報っていう部門と、総務っていう部門と、会計っていう、4つの部門に分かれてて。部門自体は幹部はちょっと特別ではあるんですけど、ほかの3部門に関しては、希望して入れるって感じですね。幹部については、メンバーからの推薦というか、誰がリーダーと副リーダーになるかっていうので、今でいうと3年生から2人、2年生から2人を選出して、4人で幹部をしてって感じです。情報のやりとりとか、申請の内容だったり、詳しい書類の内容を確認しあうのは、先生と幹部の間で行って、先生からの情報伝達だったりとか、学外からとか大学からの情報伝達は、幹部を通して全体の部門にって感じですね、やっぱり。仕事の役割分担は幹部が振り分けるって感じです。



ワークショップでの細かな配慮


―小林さんが個人的に、BGPさんの活動の中で一番印象に残っていることを教えてください。

はい。一番、メインでやってる活動ってこともあるんですけど、盆栽づくりのワークショップで。特に、ターゲットとして、やっぱり一番触れる機会が少ないのが、子ども・学生かなっていう風に私たちは考えてるので。去年だと、今年は高校生向けのワークショップをメインにしようかなっていう方向性なんですけど、去年までは数年間にわたって、小学生向けのワークショップを中心に活動してて。全く盆栽に触れたことがないような小学生がほとんどなんですけど、やっぱり作り終わった後に、「大切に育てるね~」とかって言ってくれる小学生がいたりとか。あとは数年間してたこともあって、「去年も参加したよ~」って言ってくれるような子もいて、私たちの活動が効果があるんだなという風に、直で実感できるのが盆栽ワークショップで。子どもに触れあったりとか、参加者の方と対面で接するときしか得られないことかなあと思うので。そういうときに、やりがいも感じますし、印象に残る活動ですかね。

―具体的なエピソードってありますか?

毎年、ワークショップしてるところがあったんですよ。3年間連続ぐらいで。「毎年参加してるよ~」って、2回目か3回目かっていう話をその子が言ってて。あー、リピーターになってくれてるんだ、こんなちっちゃい子がって思って。「まだおうちに去年のあるよ」って言ってくれたんで、大切に育ててくれてるんだなって思って。すごくうれしかったです。

―そういうのもあって、BGPのメンバーの皆さんは、子ども好きな方とか多いんですか?

子供向けのワークショップのときは、みんな楽しそうですね。大人向けのときは大人向けのときでサクサク進むし、興味を持ってくれるので楽しいっていう意見も多いです。けど、やっぱり、子どもが一生懸命作ったりとか、笑顔で頑張ってくれてるの見るのを、「癒しだぁ~」って言ってるメンバー結構多いので、子ども好きなメンバー多いと思います。

―ワークショップでは、一番簡単に作れる丸形苔玉(下の写真のような盆栽のこと)のワークショップをされているそうですが、簡単に作ってもらうようにノーマルな作り方よりも簡単に作ることができるようにしてるんですか?


そうですね。形としては、丸以外にもいろんな四角だったりとか、三角っぽい形だったりっていうのもできるのはできるんですけど。そうなると、私たち自身も先生に教えてもらわないとちょっと難しいところがあるので、やっぱり一番安定の丸型にしたりとか。後は、コケ玉だと手入れが楽なんですよ。水やりも水を張ったバケツに1日に1回、ドブってつけて終わりなんです。けど、鉢植えのやつだとちゃんと管理しないといけないと思うし、虫も結構寄ってくると思うんで、そういうのに比べるとコケ玉が管理がしやすいと思ってます。

―ワークショップの内容は誰が対象になるかによって、変わってきたりするんですか?

ですね。ワークショップの内容が大人向けのときは、ただ盆栽を作ってもらって、結構質問とかしてくれるので、その質問に対して答えることが多いです。高校生向けのワークショップだと、ただ単に盆栽を作ってもらうわけじゃなくって、プレゼンテーションで香川大学だったり、Bonsai Girls Projectの説明を学生目線ですることで、香川大学に入りたいと思ってもらったりとか、香川大学に入ってBGPで活動したいって思ってもらえるようなきっかけ作りができるようにっていうのも、ちょっと考えています。


小学生向けのワークショップでは、苔玉を作った後に苔玉にモールだったりとかシールとかで、飾りつけしてもらう時間を作ることで、より愛着持ったりとか親近感持ってもらえるようにという工夫はしてます。

―大人向けにイベントをするときに、盆栽の説明をするっておっしゃられてましたよね。盆栽の説明をするときに、盆栽について知識ってやっぱいるじゃないですか?それは盆栽の先生から聞くこともあると思うんですが、自分たちでミーティング中に改めて調べることもありますか?

メインは、盆栽の先生に聞くことなんですけど、どういう質問があるかっていうのも、ワークショップに参加したメンバーに、ワークショップが終わるたびに、フィードバックというか振り返り?の時間を作っています。ワークショップ中に良かったなあと思ったこととか反省点だったりとか、質問された場合は、その質問内容を言ってもらうようにしてて。そのときに答えられなかった質問とかは、メモしておいて、盆栽の先生に会うときに聞いて、正しい知識を教えてもらって、同じ質問が来たときに答えられるように対策をとっています。

―ワークショップって、比率的には男性か女性どちらが多いんですか?

私たちが女性向けにワークショップを開くのが多いってこともあって、全体を見るとやっぱり、女性の参加者が多くはなるんですけど。それでも、女性限定とかに限定せずにワークショップ開いた場合は、若者はどっちかというと女性の方が多いんですけど、結構年齢が上がっていくにつれて男性の参加者も増えてきますね。やっぱり、もともと盆栽自体は、結構年齢層高めの男性に人気なものっていうのもあるのかなっていうのと、あと若い男性っていうのは、植物育てるのにそこまで興味がある人が少ないのかなーっていうのもあって、若干女性の比率も高いのかなって個人的には思っています。



盆栽のインフルエンサーとしてどう伝えるか


ーBGPさん、広報凄いじゃないですか。SNSとか、フォロワーとか。その工夫をあれば教えてほしいです。

一応広報部門っていうのはあるんですけど、SNSの投稿に関しては、広報の部門がするっていうよりかは、全プロジェクトメンバーで月ごとに回してて。この月は誰々っていう感じで、部門も幹部も関係なく全メンバーで月ごとに交代して、Twitter、インスタ、Facebookを回してて。できるだけ週1投稿してねという風に伝えてるのと。あとはやっぱり、盆栽は海外人気が高い関係で、海外の方からのコメントが多いので、できるだけそのコメントに対して、英語で返信とか、外国語で返信とかちょっと難しくても、絵文字で返信するように心掛けてとかという風にはしてます。

―SNSの優先順位としては、インスタが一番高いんですか?

そうですね。Instagramがやっぱりダントツで、見てくれてる方が多いっていうのもあるんですけど、更新頻度としては、どのSNSも週一ではするようにしてねという風には伝えてますね。

―フォロワー層が外国の方なので、外国の方に向けて発信するときに意識されてることとかありますか?

できたら英語で文章作りたいところなんですけど、やっぱりその力はないので、節目のあいさつというか、新年の挨拶するときとか大事なときに、ときどき英語の文を入れるときもあります。けど、基本的には日本語にはなっちゃいます。ただ、写真を使えるというのがインスタの良いところだと思うので、写真でできるだけ情報発信をして、文章は日本語になっちゃうんですけど。今ちょっと新歓時期なので、新入生向けの投稿で文章入りがちなんですけど、写真にも。でも、普段の投稿はやっぱり盆栽ってわかる写真をアップしたりとか、あとは写真を一目見て、「あ、ワークショップしたんだなあ」とか、雑誌を持ってるから雑誌の宣伝なんだなっていう、わかりやすい写真はアップしてるなあと思います。


―文章で伝えるより、写真で伝えたいっていう思いの方が、やっぱり意識的に高くなってるって感じですね。

そうですね。意識、できてないときもある…。でもやっぱり、せっかく写真を前面に出せるSNSなので、Instagramは。ので、やっぱり、おしゃれに盆栽を取ってみた写真をあげてる子とかも結構いるな~とは思います。

―時期によって投稿のターゲットとか、変えるんですか?

新歓時期に特に新入生向けに投稿したりとか、あとはターゲットっていうところは新歓時期ぐらいなんですけど、投稿の内容的には、やっぱり、春だから桜が咲いた盆栽の写真上げるとか。あとは、定期的に盆栽教室通って、私たちメンバー自体が盆栽を作ったりするんですけど。季節にあった盆栽を作らせてもらうことが多いので、その季節に合った盆栽の写真を出したりとか。そういうのは、季節によって変化してるのかなっていう内容です。


―私たちも、BGPさんをSNS等でよく見かけるんですけど、あんまり知識もないまま、取材させていただいたので、知ることがいっぱいあってすごく楽しかったです。考えてきていた質問は今ので終わりで、いい頃だと思いますのでもう終わろうと思うんですが、小林さんから何かこれだけは言っといてほしいみたいな、こういうこと質問されると思ってたのに言えんかったみたいな(笑)

もう大満足です。いっぱい質問してくださったので(笑)もう、ありがとうございます。

―ありがとうございます。


インタビュアーによるまとめ


BGPさんは、”女子大生 × 盆栽”を活かすために、ただただInstagram等SNSに写真をあげているだけではなく、どこを意識するかを考えて投稿したり、ワークショップではどうしたら簡単に作れるのか、かつ、簡単に管理できるかということを考えて準備をしていることが、このインタビューでわかりました。大人には知識を、子どもと高校生には盆栽を好きになってもらうきっかけを、とワークショップをする相手によって目的が違うのも緻密だなあと思う点です。

インタビューをしているうちに、ここは会社なのかと思ってしまうぐらいに、報連相や役割分担、ミーティング、ワークショップの計画、SNS投稿がきっちりしていました。Instagramでは、あんなに仲良しな感じを全面的に見せて、このきっちり感を見せないところが

「インフルエンサーやぁ、プロだぁ」

と思ってしまう自分がいました。

会話2

本当にBGPさんが活躍することにより、盆栽がジェンダーレス・エイジレスなものになる日は近いですよね!私自身は盆栽の魅力を伝えるBonsai Girls Projectの皆さんの魅力を感じましたよ!ハルカス、みんなに会いたいナ♪

最後のひと文は冗談です。(笑)でも、本当にBGPさんのワークショップに行って盆栽を作りたいです!必ず行きます!

今回は写真をもらわず、Bonsai Girls ProjectさんのInstagramの写真を借りてリンクを貼っています。本当にいろいろな投稿があり楽しいので、皆さんも見に行ってみてください!

改めて、Bonsai Girls Projectさん、取材を受けていただきありがとうございました!!


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