新たにどんどん

こぎん刺しでとある糸が欲しくて。ついでに使い所が難しそうな糸も少量だけ買ってみた。


明るい元気なビビットカラー。

使い道は全く考えていない。けれど選択肢の中にこういう色もあったらいいかなぁと思って。


今刺している途中の黄色の布と合わせてみたら、思ったよりは合うかなぁという感じだった。

ただこれも、糸を合わせてみるのと実際に刺してみるのはまた違った雰囲気になるのでなんともかんとも。おそらく実際に刺した時の模様によっても雰囲気は全然違うのだと思う。表にどのくらい糸が出るかって図案によって全然違うし。


あと買ってばかりだけど。ついに欲しかったこの本も買ってしまった。


この本の前に『こぎん刺し図案集』『続・こぎん刺し図案集』もあって、実はそれも持っている。このシリーズ最新の3冊目である。

早速刺してみたい図案がいくつもあってウキウキするけれども、何よりも衝撃だったのが最初の部分。

今回、糸を終えたり継いだりする時のコツが書かれていて。糸継ぎの位置が分散していた方が綺麗になるよ、とのことだった。

私はずっと、糸の最後は端っこじゃないといけないのだと思っていた。毎回同じ側じゃないにしても、必ず端で終えていた。端じゃなくてもいいのはかなりの衝撃だった(どこかで端で終えた方がいいというのを見た気がするのだ。その辺、人によるのかもしれない)。


配色にしても、検索してみたら本当にいろんなこぎん刺しの作品、商品は出てくるのである。「私は絶対しないなー」という組み合わせでも、その人は「いい」と思って作って、1つの完成品としてできている。

見れば見るほど、正解はない世界なのだろうと思う。自分の好きに作っていい世界なのだと思う。


私にとってこぎん刺しはとても不思議なもので。数ある図案の中から「これを刺そう」と思ったものには大抵新たな学びがあるし。「ああいうことをしたい、こういうことをしたい」ということもいろいろ出てくるし。とにかく目に見えて実感して、勝手にどんどん世界が広がっていっているものなのである。

私の興味があるから、新たな情報を仕入れたりしている部分はあると思う。他の事柄だって、興味を持って情報を仕入れていけば、世界は広がると思う。

ただここまで毎回学びがあって、発見があって、って実感しながら進める事柄ってなかなか無い気がして。それだけ私が向いている方向と合っているものなのだろうと思う。


これからも自分が「いい」と思うものをマイペースに刺していけたらなぁと思うのであった。



ではまた明日。