ササ染め反省会

今日の記事はササ染め反省会ー。考えたこと、気付いたことを忘れないようにまとめておきたいと思う。ので、かなりマニアックだし私の予想が多分に含まれております。見当違いのことを書いていたらごめんなさい。

・細かくしてないササ
染めの本には「細かく切った」と書かれていて、実際1枚の葉っぱを4つに分けるくらいには細かくしたけれども。それだと細かさが足りなかった可能性はある。もしこの「細かく切った」がミキサーレベル…まではいかなくともみじん切りレベルなら、全然だなぁという感じである。そしてハサミでそんなレベルにするのはしんどいので、それが必要なら他の道具が必要になる。この辺は他の植物で試してみてどうなるかだなぁ。


・アルカリ性だと緑色?
昨日の記事にも書いたけれども、アルカリ水で煮ている時、ぱっと見の水が緑色…という程ではないにしても、ササ袋を持ち上げたら緑色の液が流れ落ちたし、鍋から取り出してササ袋を置いておいた洗面器には緑色の水がついていた。緑色のものが出ていなかったわけではないのだと思う(それが「染まる」成分であったかは不明)。

でも、最終的にクエン酸を入れてPH6にしたら茶色の水。アルカリ水の時点で白い洗面器に水を移したりしていないので、どのくらい色が変わったのかがわからないものの。クエン酸を入れたことで色が変わったりしたのだろうか?


・重曹とクエン酸を使うということ
実は緑色の染め本に書かれていたのは、「重曹とクエン酸」ではなく、「炭酸カリウムと氷酢酸」だった。厳密に言えば重曹でPH9まではいかないようで。本に書かれているのはどちらも重曹やクエン酸より強い成分なもよう。

ただ、別の本に「キッチンでやるなら」と書かれているのが重曹やクエン酸で(他にも数種類書かれている)、染めに重曹やクエン酸を使うこと自体は特に問題無さそうである。

あまり強い薬品は家に置きたくないし(と言ってもそれらがどの程度強いのかよくわかっていない)。できれば重曹とクエン酸でやっていきたいのだけれど、どうだろう。


・媒染液で色が変わらない
今回一番の衝撃だったかもしれない。いつものようにアルミ媒染液と銅媒染液につけたものの、色が変わらなかったのである。

厳密に言えば変わった部分はあったのかもしれない。でも、ぱっと見てわかる変化は無かった。更に言うならアルミと銅の違いもほとんど無かった。

ここから導きだされることは何なのだろう?媒染液には「色が変わる」以外に「色落ちしにくくなる」という効果もあって、そちらに関しては正直比べようがないのでわからない。もしかしたらそちらの効果はあるのかもしれないのだけれど。

全然反応が無い=金属イオンと反応する場所が無い??

ということもあり得るのかなぁ?と思ったり思わなかったり。

何で媒染液につけて変化するのかって、その金属成分が糸や染液とくっついて反応するかららしく。「くっつける場所」というのは一部らしくて、ならそこが何らかの原因で埋まっていたら、後から金属成分入れないよなぁ?という素人考え。もしくはくっついても色の変化があるような電子の移動が無いとか??

緑染めの本にも「無媒染でもよく染まる」「アルミの場合(無媒染と)色合いはほとんど違わない」と書かれている。鉄媒染ですら、全く変わらないこともあるらしく。なら今回色が変わらなかったのも、この染め方では「よくあること」なのかもしれないものの。うーん。何でだろう?って、不思議な部分。


今のところ気になっているのはこのくらいだろうか。これからいろいろ染めていく中で何かわかるかもしれないし、わからないままかもしれない。



ではまた明日。