2021年の稲刈り

今年も稲刈りの季節がやってきた。

本当は先週やる予定だったのだが、雨続きでできず。天気が良くなってくれたおかげで、1週間伸びただけですんだ。良かった。

稲刈りと言っても、田植え同様、私は家の中の細々したこと担当である。子どもが生まれて以来、子どもを見ながら洗濯や昼食を担当することになっている。おそらく子どもが小学生くらいになるまでは、この役割が続くだろう。代わりに夫は毎年外で頑張ってくれている。

実家に着いたらまずは、夫と息子と3人で田んぼに向かった。川沿いの道(草だらけ)を進めば、一歩進むごとにバッタがピョンピョンはねていく。息子は捕まえようと手を伸ばすが全然捕まらない。相手も秋まで順調に育ってきた猛者たち。大きいし跳躍力もすごいのだ。

「あとで むしとりあみとかご もってこようね!!」

長雨前まで、毎日保育園帰りに1日1バッタ捕まえる計画を実行していた息子である。これだけ沢山ピョンピョンしまくっているのは夢のような世界だろう。

田んぼに着き、実家の面々に挨拶し、夫とはお別れ。いつもは田んぼも外で見るだけだが、今年は少しだけ息子と一緒に田んぼに入ってみた。3本くらいの落ち穂を拾って手で刈った稲と一緒に置いてもらった。息子は毎回、「(田植えや稲刈りを)やりたい!やりたい!」と言うのだが、できるのはいつになるかなぁ。私はいつから参加していただろう。昔はもみから苗を育てていたので春に庭でやる仕事もあったのだが、今は苗を買っている。自分がいつから田んぼに入っていたのか覚えていない。小学生くらいになったらできそうな気もするが、低学年だとまだいろいろ重いかもしれないな。

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稲写真を少し載せつつ。

一度実家に帰ってお茶を飲んだ後、息子は再び外に出た。今度は虫取り網とカゴを持っている。まずは蝶を捕まえ。次に大きく太いキリギリス?を捕まえ(立派な口にかじられて痛い痛いと言っていた。血は出なかった)、トノサマバッタ、カマキリ、トノサマガエル(夫が捕まえて渡していた)にイトトンボ。沢山捕まえた。あれだけピョンピョンそこら中にいて網もあれば捕まえ放題である。息子も満足したようで良かった。

稲刈り自体も、稲が倒れ気味だったものの大半は機械で刈れたようで、特に問題なく終わった。以前はコンバインに袋をセットして、そこにもみを入れるタイプだったのだが、去年辺りからコンバインから筒を伸ばして直接軽トラの荷台の袋に入れるタイプを使っている。袋を運ばなくていい分、楽になったようだ。皆、年々歳をとっていくし、参加できる人数も限られているし、楽にできる部分はどんどん楽にしていけばいいと思う。

父世代がいつまで続けるかわからないし、私世代でやるかどうかはわからないが。息子が参加できる年になるくらいまでは続けられたらいいかなぁとぼんやり思う稲刈りなのであった。


ではまた明日。