草木染め(ヨモギ)

昨日の記事で取ってきたヨモギ。

まずは細かくしていつもの袋に入れ、普通の水で煮た。

今回、糸21グラムに対して葉っぱは150グラム。結構取ったなあ。


割とすぐに色が出だした。草木染めでお馴染みな、黄色っぽい、茶色っぽい液である。



20分ほど煮て糸を投入。緑色にしようと思うとこの1番液は使わないのだけれど、ヨモギの場合、普通に染めた色も見たことが無かったので。こちらでも染めてみることにした。



さて。


またお会いしましたね。

ここからはPHを変えて緑色タイムである!!



まずは重曹を入れて水をPH9くらいに。さっきの葉っぱを投入。すると。


これはどう見ても、緑色では…?明らかに緑!ササの時とは違う…!!


どんどん濃くなっていく緑。20分ほど煮ると少しだけ水がトロッとしてきたような、そうでもないような。

葉っぱを取り出して、クエン酸を投入。中和していく。クエン酸を入れると、やはり微妙に色が変わったような気がしないでもないような。しかし今回は、まだまだ緑なので!これは期待できそうである。

とりあえず、PH7くらいでもいいという文章も見かけたので今回は6より7寄りにしてみた。


右、2番液。左、3番液。2番液の方がより鮮やかな緑色。3番液は黒っぽい。


1〜3番、全てで、

ヨモギ液→銅媒染液→ヨモギ液

につけて洗って干した。

アルミ媒染も気になったけどそんなに器がないし、今一番欲しいのは緑色なので。今回は全て銅媒染にした。


そんなこんなで、染まった糸がコチラ。


実物は全体的にもう少し黄色っぽくて色が薄い

右から

1番液 ルトール刺繍糸
1番液 こぎん糸

2番液 ルトール刺繍糸
2番液 こぎん糸

3番液 こぎん糸

である。

ついに!糸を緑色に染めることができた!!


ヨモギは検索すれば成功例が沢山出てくるので、まぁできるだろうなとは思っていたけれど。見事に綺麗な緑色に染まった。

液につけている最中、干した直後はもっと色が濃くて、乾くと色が薄くなるなーとは思うものの。この色はこの色で欲しかったので嬉しい。

もっと鮮やかだったり濃い色だったりにも染めてみたいものの。何度もつけると濃くはなるけどくすんだ感じも出てきそうなので何ともかんとも。

他の季節のヨモギ、他の植物でも試していきたいと思う。

一応、緑色は出たものの。まだまだ緑色の旅は続くのであった。

普通に染めた1番液のも綺麗な色。少しだけ緑色っぽくて、ササほどキツくは無い黄色という感じだろうか。


ヨモギは緑色に染まります。草で柔らかいから取るのも細かくするのも割と簡単だし、オススメかもしれない。


次は取るのに困らなそうなカラスノエンドウでやってみるか。実家の椿?山茶花?が咲いたら、花びら染めもやってみたいなぁと思いつつ。

ひとまず目標の緑色は一度達成できたので、あちこち興味の向くものを染めてみたいなと思う。



ではまた明日。

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