籾殻センサー

お昼ごはんはいつも玄米おにぎり。そんな私である。

そのために、白米とは別に玄米を炊いている。私は全部玄米でも良いのだけれど、夫や息子は白米を食べたいので仕方ない。


さて玄米。玄米ということは、当然、白米よりも削った部分が少ない。そのせいかたまーに籾殻がついたままのお米がある。

その数、4合分の中に5粒くらい。

毎回そのくらいなので、これは我が家が使っている籾すり機の性能上、どうしようもない部分なのだろうと思う。

彼らは普通の籾すり機を通してオッケーを出された中にいる。ある意味籾すり機の警備体制(?)をすり抜けた精鋭たちである。更に洗う過程で私が見つけたら容赦なく取り除くものの。私の目も掻い潜った僅かな猛者たちが、一緒に炊かれ、小分けにされて、何食わぬ顔でしれっとおにぎりの中に混ざっていることがあるのだ。

これを食べた時の違和感と言ったら無い。噛んですぐわかる。

「あ、これ食べられないやつだ」

だからなるべく炊く前に除けよう!と洗う時にも水につけておく時にもよく見るものの、大抵、1回に炊く4合分の中に1粒、2粒混ざって炊かれている。


これを何とかしたいと、私は毎回地味に思っているのである。

実は私には籾殻センサーがついていて、籾殻のついたお米だけ光って見える!とかならどんなに良いか。デフォルトで光って見えたら稲刈り時期の田んぼが眩しすぎるので、その辺は好きにスイッチを入れられる感じで。

光って見えなくてもいい。せめてこの中に籾殻のついた米粒がいくつ入っているかがわかるだけでもいい。そしたらなるべく探すし、食べる時にも警戒できるではないか!

何かこう、第三の目的な。開眼してそんな能力が芽生えないかなと思いながら、水につけた玄米をかき混ぜつつよく見る日々。

これはこれで慣れてきて熟練の技にならないかなぁと思っている。その頃には老眼の問題も出てくるのかなぁ。


ではまた明日。