つきよのかいじゅう

第何弾かは忘れてしまったけれど、図書館から新たな本がやってきた。

今回借りた中で息子が一番気に入っているのは、岡田よしたかさんの『くしカツさんちはまんいんです』。くしカツのくしにいろいろ刺さっている話である。料理を作るのも食べ物を見るのも好きな息子なので、なんやかんやと岡田よしたかさんの本とは相性がいいのかもしれない。

私個人的に、今回借りた中で一番「すごいな!」と思ったのは、タイトルにある『つきよのかいじゅう』である。『へんてこライオン』とか『キャベツくん』の長新太さんの本。

山奥に「怪獣がいる」と言われている深い湖がある。そこには怪獣が出てくるのを10年も待っている1人の男がいる。男の前に、ついに怪獣が現れた。この怪獣、実は、

という話。

とても長新太さんらしい話なのである。らしいのだけど、驚いた。すごいな!と思った。おそらくこのお話、60歳を過ぎてから描いているのだよな。何歳になってもこういう発想力を忘れたくない。月夜の静かな絵との対比が。雰囲気が。スケール感が。何故か私に響いた。うまく言えないけど、とにかく「すごいな!」と思ったのだ(語彙力)。

まぁ、人は選ぶかもしれないのだけれど。私個人的には雰囲気と内容に「おぉぉ!」と思った絵本だった。


あと、今回借りてきた中では、五味太郎さんの『つくえはつくえ』も好き。これも「こんな展開になるんだ!?」て驚く感じかな。息子もキャッキャと楽しんでいた。「ひろいつくえはせまいね」そういう話である。何事も、ちょうどいいのがちょうどいい。


ちょうどいいと言えば、『ちょうどいいとこにいたい』って曲があったな。たむらぱん。久しぶりに聞いてみようかな。

この曲を知った時は独身だったけれども、結婚して何年も経った現在。振り返ってみると、自分でもちょうどいい時に結婚したなと思う(「ちょうどいい時に結婚するぞ!」って歌詞がある)。過去を振り返って「ちょうどよかったな」と思えるのって、幸せなことだね。これはこれで1記事書きたくなるな。


ではまた明日。