本。モンテッソーリとハーバード

今日は本の話。『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』(伊藤美佳、齊藤恵 マンガ、かんき出版)を読んだ。

子育て真っ最中の親にとって、子どもの才能をどう伸ばすかというのは、最重要の関心事である(自分調べ)。

才能を伸ばすまではいかなくても、せめて摘むことはしたくない。モンテッソーリ関係の本は何冊か読んだことがあるが、この本は漫画も入っているので読みやすかった。

モンテッソーリ教育で大事にしていることは、「自立」。プラス「9つの知能(ハーバード大学のガードナー教授が提唱した人間が持つさまざまな能力を、著者の伊藤さんが日本人向けにアレンジしたもの)」を合わせた「輝きメソッド」というものを紹介している。

いたずらでも何でも、子どもの「やりたい!」=「この能力を伸ばしたい!」。駄目なものは駄目だが、なるべくその動作はできる環境を整えてあげると、能力は伸びていく(床に絵を描くのは駄目だが、描いてもいい紙を床に敷いてあげる等)。

やりたいことをやらせる。自分でできることは自分でする。選択する機会を与える。小さい頃から自分で考えて行動する機会をあげることで、自立した大人になっていく。それがモンテッソーリ教育の目指すところだと思われる。


「9つの知能」とは、「体、言葉、数、絵、自然、感覚、音楽、自分、人」の9つ。乳幼児期は全ての能力をバランス良く育てるのがオススメらしい。それぞれの能力を伸ばすための方法も紹介されている。

子どもの困った行動も、9つの知能に当てはめて考えてみると、実は何かの知能が優れている現れかもしれない。9つの知能を知ることで、今まで気付けなかった子どもの才能に気付ける可能性がある。


世の中いろいろと考え方や実践方法はあるが、つまり、子どもを1人の人間として尊重し、子どもをよく見ることが大事なのだと思う。

何に興味があって、どんな能力を伸ばしたいと思っていて、どんな長所があるのか。親がサポートできることは、なるべくサポートしていく。

個人的に、やる気があればある程度のことは自分でどうにかして生きていけると思っているので、やる気を削がないように、できれば育てていくようにしていきたい。

自分で考えて、自分で道を開いていって欲しい。実はそんな願いを込めた名前を息子につけている。名前負けしないように、親もサポートに徹するだけである。


ではまた明日。