金剛杵メモ
独鈷杵というものがある。
こういうので
密教の法具であるらしい。
実物を見る機会はなかなか無い気がするけれども、創作物では使われているのか?何やかんやと今までの人生で聞いたことはあるし、名前を聞けば何となくの形も浮かんでくるのだった。
ところで本を読んでいたら、「三鈷杵」という言葉が出てきた。空海には「飛行三鈷杵」というエピソードがあるらしく。唐に留学していた空海が帰ってくる時に、向こうの大陸か海上かわからないけれども、とにかく三鈷杵を投げ。密教を始めるのに良い場所を探したらしいのだ。三鈷杵は高野山の松の木に引っかかっていた?そうな。
一応、地元(県)の超有名人だけれど、全然空海のこと知らないんだなぁと思いつつ。三鈷杵とは何ぞや?とも思う。独鈷杵の仲間?
三鈷杵はこういうものらしくて。
私、こういうのは全部「独鈷杵」なのかと思っていたけれど。正しい総称は「金剛杵」。独鈷杵はその一部なのだということを初めて知った。
上に紹介した画像通り、独鈷杵は出っぱりがひとつ。三鈷杵は3つ。五鈷杵もあるし、他にも種類はあるらしい。
ずっと独鈷杵だと思っていたものが実は違った!というのは割と衝撃だったので、とりあえずメモ。
ちなみにこちらは、箸休め的に読んでみている曼荼羅や空海の本。
今メインで読んでいる方では、「クジラやイルカの尻尾は水面と平行」「魚の尻尾は水面に対して垂直」ってのが、何か衝撃だった。
確かに自分が絵で描こうとしたらそうするので、構造として覚えてはいるのだろうけれど。ちゃんとそう分類したことが無かったので「なるほど確かに!」と思ったのである。
これもついでにメモしておく。
ではまた明日。