衝動買い
100円ショップ(セリア)に行った。
目当てのものは早々にカゴに入れ、何となくメモ帳やノートのコーナーへ。今特別必要なものは無いのだけれど、行くと何となく見てしまうのである。
そこでふと、視界の隅に映ったもの。
え…?ええ……?
思わず手にとる。
ここ、100円ショップですねん。100円ショップにこんなのある??本物??
メモ帳を手に取り固まる私。一緒にいた息子は言った。
「いちご泥棒だ!」
だ、だだだ、だよね?だよね?どう見ても「いちご泥棒」だよね?
メモ帳の上の方には「WILLIAM MORRIS」の文字。間違いなく、モリスの「いちご泥棒」である。
ウィリアム・モリスという人がいる。19世紀に活躍した人で、インテリアの模様や壁紙のデザイン等々をしていた人だ。
当時は産業革命によって大量生産が可能になったものの、粗悪品が大量に出回ってもいた。丁寧な手仕事による家具や日用品を。デザインへのこだわりを。「芸術と生活の統合」「アーツ・アンド・クラフツ運動」というものをやっていた人である。
たぶん代表作は「いちご泥棒」である。
モリスのデザインは今でも人気があると思うし、いろんな所で使われている。私もモリスの絵本や
レターブック
は持っていたりする。
とはいえ実は私はモリスのデザインを「特別物凄く好き」というわけではなくて。正直、壁紙にこの柄は落ち着かんだろう、と思うものもあるのだけれど(いちご泥棒の柄が壁全面はさすがに…と思う)。
でもこうしてメモ帳の表紙に使われていると目を引かれるし、「デザインとしてすごいな」と思うのだ。魅力があるのだ。欲しくなってくるのだ。
実は私、モリスが好きなのか…?
兎にも角にも、メモ帳があるなら、他にもあるんじゃないの?とあちこち見て。
「バラ」「果実あるいはざくろ」の袋!
同じく「バラ」のノート!
「ひなぎく」のクリアファイル!
全部で5点を衝動買いしてしまった!!
好きな「柳の枝」の商品もあったのだけど、メッセージカードで…。さすがにメッセージカードは使い所が無いかと買わなかった…。付箋もあったんだよなぁ。買ったら良かったかなぁ。デザインが「いちご泥棒」と「バラ」しかなくて、さすがにそればかり買うのも…とやめておいた。マスキングテープもありました。使いそうなものを厳選した結果なのです。100円でモリス柄が手に入るって。すごい時代になったものだな…。
どうも調べると、前もセリアにモリス商品はあったそうで、第二弾だったらしい…?今度行った時にはさすがに売り切れてるかなぁ。またやってくれたら買います。事前に計画してたらそれは衝動買いじゃないのだよ。これからもチェックしてみよう。
ところでこの記事は650日目である。特別なことはしないつもりだったけど、モリス柄のおかげで綺麗な記事になった気がする(中身は煩悩に溢れている気がしないでもない)。
ではまた明日。