良い悪いではなくて
今読んでいる本で印象に残った言葉があったので、とりあえずメモ的に書いておこうかなと思う。
何かを選択するということは
ということなのだと書かれていた。
前後関係を説明すると長くなるし、おそらく一般には理解しにくいものだと思うので書かないけれども。この言葉だけでも、響く人は響くのではないかなぁ、と思う。
例えばお昼ごはんに、うどんを食べるか蕎麦を食べるか、とか。
暇な時間に本を読むのか、家の掃除をするのか、外に出るのか、とか。
私たちはいつも無限の選択肢の中から何かを選んで生きていて、それを選んだ結果しか知ることができない。
「もし○○を選んだら?」想像することは可能だし、実際、できる限り想像した上で、自分にとって良いと思えるものを選択しているけれども。全てを経験しないことにはどの選択肢が自分にとって一番いいか(自分が望む結果が出るか)わからないし。本当の意味で自分の選択を「良い悪い」なんて言えないのだと思う。
そもそも「良い悪い」なんてものは基準が曖昧だしコロコロ変わるものなのである。だから本当は私自身、あまり使いたい言葉ではなくて。わかりやすいし実際「良い」と思うからその場では「良い!」と書くけど、それは「その時の私」というとても限定的な存在が感じたことでねぇ…と、どうしても裏にもやもやしたものが出てきてしまう……のだけれど、まぁ、それは置いておいて。
選択することは、体験することである。
小さなことから大きなことまで。人は自ら選び、選んだことを体験していっている。
だから何かを選ぶ基準が「良い悪い」ではなく「体験したいか、したくないか」だと読んだ時にとてもしっくりきたし。その方が自分の学びになるものを選べそうだな、と思ったのだった。
今あるこの時間。
だらだらするのが楽だから、だらだらしたら良いのかも?
外に行って運動した方が、身体にいいから良いのかも?
もしくは前から気になっていた遠くに見える謎の建物を、調べてみるのも良いのかも?
「良い悪い」じゃなくて「体験したいかどうか」になったら、選択肢が変わってきそうだし。その方がワクワクできそうだなと思ったのだった。
ではまた明日。