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九輪草が咲く山「滝子山」(山梨県)

開催日:2022年6月18日(土)

■今回は富士眺望の山で、沢が美しい山「滝子山」です。この山は最寄り駅がJR中央線「笹子駅」ですが、登山口の道証地蔵までは歩いて1時間以上かかってしまいます。しかも無人駅なのでタクシーがおりません。JR中央線「大月駅」から呼ぶと迎車料金では釣り合わない距離なのでタクシー会社から拒否され、やむなく大月駅から乗車せざるを得ません。「歩けば良いじゃない、登山なんだから!」と私も同感ですが、コースタイムが7時間以上あるため、更に1時間以上が加算されると、始発電車に乗るなど工夫しないと冬場などは明るいうちに下山できません。健脚の方ばかりなら大丈夫ですが、イベントの場合はある程度余裕を持たせた集合時間とコース作りとなります。そこで今回は大月駅から08時30分タクシー乗車で08時45分頃登山開始~16時00分(休憩含む)「初狩駅」到着を計画しました。しかし、準備万端でも新たな問題が発生しました。登山口の道証地蔵の手前に鹿よけゲートができていました。コロナ中にできたそうです。ゲートを開けると車も通れるのですがタクシーは取り決めでゲートから先の登山口までは行けないそうです。「タクシー料金で500円程度ですので、歩いても直ぐですよ」と運転手さんに言われ、その気になって歩きましたが意外と遠かった。しかも車が通らないからか、道が荒れていても補修されておらずタクシーが嫌がるはずです。笹子駅からの歩きよりは時短になりましたが、「ゲートがなければ15分程度短縮できたのに」とタクシー選択も「ゲート問題」で課題が残りました。
■そんなこんなで、肝心の登山は登山口から沢沿いに登り、蒸し暑い梅雨時を涼しく感じさせてくれました。沢沿いには九輪草(クリン草)が咲いていました。山頂まで一部急登はありますが、全体的にはなだらかな登山道が山頂近くまで続き「いつ登ったの?」と思うほど楽な登りでした。当日は梅雨曇りで夜から雨予想の曇り空でしたが、山頂からうっすらと富士山が顔を見せてくれて挨拶できました。下山は初狩駅までのロングコースとなり、ひたすら急で滑りやすい下りが続きます。登りが楽だっただけに結構応えました。

登山口の「道証地蔵」、何と読むのでしょうか?「みちあかし・じぞう」と読みます。読めましたか?読めませんよね!私も読めませんでした。
登山道に入ると、沢のせせらぎの音が聞こえてきます。
頂上近くまで沢沿いを登ります
涼しくて心地よい
名前がないので「橋1号」
「橋2号」
九輪草(くりんそう)がたくさん咲いてました。比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生します。サクラソウの仲間
「フタリシズカ」。花穂が1本で、先に花が咲いて後で葉が出る「ヒトリシズカ」に対して、「フタリシズカ」は花穂は 2本以上で、ヒトリとは逆に葉が先に出て後で花が咲くのが特徴だそうです。なかには5本あるのも見られます。真偽は不明ですが、名前は1本花穂の方がNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でお馴染みの「静御前」を連想するので「ヒトリシズカ」と呼び、2本以上花穂の方は、菜摘みの女性二人が静御前の霊を哀れみながら舞う姿をイメージして「フタリシズカ」と呼んだらしいですよ。私はもっと単純に「1人/2人静かに咲いているから」だと思っていました。
登りは山頂直下までなだらかで静な山道が続きます
広いですね!防火帯でしょうか?
山頂
梅雨の曇り空でしたが、富士山がかすかに見えました
よく見ると木の根元にジグザグの九十九折りに下山道がずっと続いているのが分かりますよね!降りはキツかった!
やっと林道まで降りてきました。あと少しで初狩駅です
JR中央線「初狩駅」到着!
駅員の黒猫君「本日はJRのご利用ありがとうございます」
PASMO、Suicaの方はしっかりタッチしてくださいよ

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