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静岡県のご当地アルプス「沼津アルプス」

登山日:2月3日

今回は静岡県伊豆のご当地アルプス「沼津アルプス」です。
一番高い山でも392mしかなく高尾山より約200mも低い超低山群ですが、とても手強い山です。アップダウンが激しく、しかもロープにつかまらないと危ない急登急坂が続く、健脚向けの沼津アルプスです。疲れてヘロヘロでした。
里山程度の超低山群なのに、どうして健脚向けで疲れるのか?数字で見れば凄い山だとわかります。コースはのこぎりの歯のように6山7峠もあります。山頂に向かって急登、峠に向かって急降下を合計7回もしなければなりません。ジェットコースターみたいです。さらに全ての累計標高が1,000mもあり、それが走行距離10kmも続くのですから疲れるはずです。
そこで今回は、すこしだけ楽をしようと車で行ける公園の割りに足で登ったら疲れる「香貫山」と、急登・急坂で眺望のないマゾヒズムな「横山」はパスして、横山峠からスタートしました。まずは駿河湾の眺望が素晴らしい「徳倉山」を目指しました。それでも延々と続く地獄の階段を登る儀式が待っています。そこから「志下坂峠」に向けてズルズルと滑って怖い急坂を一気に滑り降ります。ロープがこんなにたくましく思える登山道も珍しい。
その後も、「志下山」(急下)~「馬込峠」(急登)~「小鷲頭山」(激登)~「鷲頭山」(激下)~「小鷲頭山」(激下)~「志下峠」(急下)~終点の下山口まで、急登・急下り。激登・激下りを繰り返します。でも、その分、スリリングで楽しめた登山道でした♪

帰りはバス便の多い海側に降りて路線バスで沼津駅に帰ってきました。首都圏では積雪に悩まされましたが、さすがは沼津、積雪もなく暖かくてポカポカでした。ちなみに静岡県は沖縄・宮崎に続いて3番目に降雪日数の少ない県だそうです。そのせいでしょうか最高峰の鷲頭山山頂に美味しそうなオレンジがたわわに実っていました。
参加者の皆さんお疲れ様でした。膝痛や筋肉痛は大丈夫でしょうか?

さすがに日本で3番目に雪が降らない街、2月でもぽかぽかと暖かい陽気です
町中にアニメキャラが溢れています。登山好きのおじさん・おばさん達にはアニメキャラがどれも同じ顔にしか見えず区別がつきません!?
登山口。「皇太子様御来山」とあります。登山を終えた皇太子は「沼津アルプスは 学習院初等科や中等科時代に遠泳を体験した遊泳場からも見えて、登ってみたいと思っていた。 高い山とは違った面白さがあると感じました」と記者団に答えられたそうです。
いきなりの急登です。
見上げると終わりが見えない階段が待ち構えていました。
階段キライ!
最初のピーク「徳倉山」山頂が草原となっており眺望も素晴らしですが、今日はあいにくと富士山が雲に隠れていました。
草原になっている徳倉山の山頂。お昼寝したい!
今度は下りです。登り下りが連続でノコギリの歯のような登山道ですね
味のある手書きの看板。塩満町(したみち)と呼ぶのかとおもったら(しおみち)だそうです。「シオ」ではなく「シヲ」のふりがなが(シタ)に見えました!
馬頭観音碑は残念ながら見つけることができませんでした。どこにあるのでしょう?
平らな尾根道はわずかしかありません。出会うとほっとします。
「象の背」とあります。木の名前ではなくコブ(尾根上の小ピーク)の地名なのでしょう。
立派な木ですね。コブよりも木の方が幹が像の足で、枝が像の鼻のようですね。
大きな岩場 景色も良くちょうど良い休憩場所です
「千金岩」とあります。縁起が良い名前なので「バレンタイン・ジャンボの宝くじが当たりますように・・」とお願いしたくなります。
駿河湾を望む素晴らしい眺望です。左の山が本日の縦走最後の山、沼津アルプス最高峰の鷲頭山です。
「みんな、しっかりロープにつかまってね!」滑って命がけ!これの連続でした。
さざ波展望台とありますが特に展望台らしき物はありません。この先似たような看板が続きます
きらら展望台 って何? 星がみえるのでしょうか?
あまりにも激しい登り下りなのでロープが補助ロープではなく「命綱」です。
しかも長い下りです。スリリングで楽しいけど、手と足がかなり疲れました。
下山してきました。本日のコースで一番険しい所、志下山から鷲頭山までと、小鷲頭山から下山道を振り返ります。「あ~くたびれた!」

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