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かんがえこと-39

4.8

歩く条件。荷物のおもさ、天気と靴。理由、無し。
マッキントッシュはからだに食い込み、どうせならスペックごと取り込んでしまいたい。

のびた爪は時間芸術、美しくても垢はたまって、不協和音も愛せれば、不安定こそ豊かさ。
ここは清川、川から離れるほどに清くなり、
けれども言葉はどんなに探しても上から眺めてばかりで、偽善にもならない。ただできるのは、彼のそれまでを巻き戻して寄り添うだけで。気づかれないように、そっと。

突然交差する景色と記憶、いつか来たマンション建設地、そう街だって作品で、どこかに似ているこの街もあの街を真似てデザインしたのかもしれなくて、育っていくもの、時間芸術。

目覚めの前の商店街を、さぁ他所者が、通ります。

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