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曇りの人生。晴れの人生。

人生とは…などと考え始めると
答えは尽きないし、
そもそも答えなんかない。

ひとまず思春期になると、
人生について、
なんて壮大なことを真剣に、
そして深刻に考え始めるのでは?

内面まで大人にならねば。
と焦っていたが、
そもそも大人とはどんな人か。
と今思えば意味のないことを考えた。

当時の自分にとっては真剣だったから、
意味のない事なんて言わないでおきたい。

が、
今もこの問題は解決していない。
むしろ複雑になっている気がする。

大人っぽく振る舞う事で、
弱い自分を隠したつもりでいた若かりし頃。
周りの大人達には、
見透かされている事も知らずに、
生意気な若者だっただろう。

少し年齢を重ねると周りが見え始めた。
若者には若者の苦労や悩みがあった事さえ忘れて、
小生意気な自分を見ている気分だった。
自分は、以前の
『見透かされていた大人』になったのかもしれない。
虚勢を張っている若者を見て、
懐かしくもあり、
また、若者から見た自分は、
恥ずかしい大人であってはいけないと気を張った。

さらに歳を重ねると、
周りの常識に囚われた選択をするようになった。
当たり前から外れてはいけない。
常識的な人でなければ。

でもそれと比例するように、
人生このままで良いのかと思うようになった。

自由に選択し、
誰に気を遣うこともなく生きる。
それこそが最大の幸せなのでは?
と思うようになった。

好きなものを食べ、
好きな場所で暮らし、
好きな本を読む。
夜は星を眺め、
朝日と小鳥の囀りで目覚める。

そしてまた自然とともに、
人生が移り変わり、
時代も流れていく。

自分が生きるということは、
この地球のサイクルの一コマに過ぎない。

若者だった自分が聞けば、
幸せとはそんな退屈なはずが無い!
と言うだろう。


人は皆、同じ条件のもとに生きている。

できる事は皆同じはず。

だからこそ、皆が自由である。

幸せとは、
皆それぞれ。

自由だ。

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