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変わった人生送っています

生まれた時からこの運命は決まっていたのかな。

そもそも私が生まれた家が変わっています。うちは、私を除いて家族全員が美容師。しかも曾祖父母(ひいおじいさん、ひいおばあさん)から始まり、祖父母、祖父の妹達、両親、親戚、弟夫婦、全員美容師なのです。祖母が正式に創業してからは73年続いています。祖母は、戦後に美容師として活発に動いた人で、なかなかのやり手だったので日本の勲章(瑞宝章)まで頂きました。まさにNHKの朝ドラ「あぐり」の世界の人です。

当然幼い頃は、「私も美容師になる」と言わされていましたが、高校に進学する頃から、絶対にこの歴史をぶち壊そう!と心に決めていました。もちろん家の人達を見て、憧れなかったと言うのが1番の理由ですが、もっと言えば、嫌な事がいっぱい起こっていたからです。(それは追々)

とにかく、この家にはたくさんのドラマがありました。家族全体でのドラマ、各々でのドラマ。もちろん私自身も色々。半分くらいは公開できないレベルの話です。山と谷は誰にでもあるのですが、その深さと高さが普通以上なのです。

私はある時から、「夢は普通の人生を送ること」と言っていました。当然そんな夢は叶わない事にもすぐに気づきましたが、叶わないからこその夢であって、今でもまだこの夢に憧れを持っているのは確かです。

この家庭に生まれ育った以上、変わった人生を送るしかないのです。そしてもう一つ、身体的にも普通じゃないことがあります。それは10歳の時に骨肉腫という癌になり、抗がん剤治療はもちろんしばらく車椅子生活も送っていました。今は自分で歩けますが、左足は未だに曲がりません。

今回NOTEに書いてみようと思ったきっかけは、周りからたて続きに「Emiの人生を書いて欲しい」と言われたからです。面白いかはわかりませんが、もしかしたら皆を元気にできるのかなと思ってかき始めました。

宜しくお願いします。


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