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ただのなんて事ない土曜のはなし

土曜日

4時に起きて5時に仕事に出かけた。

会長に
「アオキの仕事はカンペキだ」
と言われて、いい気持ちで帰ってきた。

8時半頃
家に着くと長男が居なかった。

ギリギリ起きているのかいないのかよくわからない状態の夫に尋ねたら
「学校に行ったと思う」
と答えて寝た。

毎週土曜、夫は11時から整体に行く。
2時間居ない時もあれば3時間近くいない時もある。

整体に行かないと体が持たないらしい。


ふーん

6歳年が違うと色々大変だなぁ。
と思うけど、

よく考えてみたら6年くらい前から既に毎週末に整体に通う生活をしていたような気がする。


まあ、

いいだろう。


10時58分に起こしてやって

11時15分頃に整体へ出かけた。

時間のルーズさが気になるけど
夫婦でも他人であることに変わり無いので
今はあまり何も思わなくなった。

夫が出掛けてしばらくして長男が帰ってきた。

家のあちこちで奇声が発せられ始めたので男子3人を連れて外に出ることにした。


商店街のゲーム屋さんにSwitchのポケモンソード&シールドの画面を見せると色違いムゲンダイナがもらえるというので、そのシリアルコードをもらいに行くことにした。

次男は足の手術後で歩けない為バギー必須だから、2歳の三男には歩いてもらった。

無事にシリアルコードをもらい、KALDIにおやつを買いに行った。
バケツに入った韓国の奇妙な長いグミとポップコーンを買った。

長男が水鉄砲を買いたいというので100円ショップにも行くことになった。東京の100円ショップには10月にも関わらず水鉄砲が並んでいる。

わたしは北海道生まれの北海道育ちだからなのか、すごく違和感があるけど。
東京は1年中大体のものは買える。
(7月にスキーウェアは買えないかもしれない。)

次男は前々から欲しがっていた100円ショップの550円のワニワニパニックを買いたいと言い、三男からは車のシールをねだられた。

こういう時、わたしは兄弟で1人にだけ買うということが出来ないので全員分買ってしまう。

どこのお宅もみな同じだろうか。

三男はお会計が終わってお店を出るときには早々と気変わりしたらしく、手に持っていた車のシールを道端に投げ捨て

「(欲しいものは)これじゃないの」

と、怒りはじめた。

模範とも言える2歳児の姿に大いに成長を感じた。3人目ともなると、この状況に何も思わずに居られる内内の強さがある。

風が吹いて、木から枯れ葉が落ちてきた。くらいの感覚でしかない。

いったん帰宅したのち
三男が眠そうだったから、すぐに抱っこ紐をつけて家の周りを歩きに行った。

子どもたちの声が大きくて、寝入るには騒がしすぎる状態で、寝そうなところで覚醒してしまう事案がいくつかあったからだ。

小一時間ほど昼寝をした三男と暇そうな次男を連れて、商店街のハロウィンのお菓子をもらいに出掛けた。

対象が小学生以下だったこともあって、長男は家で待っていた。8歳にもなるとその辺を理解する能力が高くて助かる。

お夕飯はお刺身がいいと言うので一人でスーパーへ行った。

わたしは一人で出歩くのが好きだから、夕暮れも終盤に差しかかった夜の始まりあたりに
外の空気を
自分だけのことしか考えなくてよい時間を
そう過ごせることでとてもいい気分になった。

そういう時はわたしは必ず徒歩で移動することにしている。

自転車は便利で速くて効率がいい、ただ

非効率なことを行った為に余剰にかかった時間を愉しむことこそが贅沢な時間の過ごし方であると思っている。

あと普通に
ママチャリに乗ってるとママ気分が抜けない

という理由もある。

なんだったら、行く先がスーパーでもヒールを履く時もある。

わたしはママでいる時間も、ママじゃない時間もどちらも同じくらい必要で大切だから

ママアイテムを放棄できる時は放棄する

こういうのをアイデンティティ、と呼ぶのでしょうか?

それともフェミニストと捉えられるのでしょうか。

どちらでもいい、

わたしの流儀に変わることはない。

"ヒールを履く"という行為がわたしはとても好きだ。

背筋がしゃんと伸びるし、足が長く見える。

あとやっぱり女性らしさがある。

靴自体の造形も美しい。

わたしは綺麗事でもなんでも構わないから
自分が直感的に美しいと思うものが好きなんだ。

子育てをしていると便利で効率的なアイテムを使うことが多いから、余計にそうではないものへの執着が高まっていっているような気もする。

どちらが正解でどちらが不正解という話ではないのだ。


閑話休題


お刺身をたくさん買って帰ったはずなのに、あれれ足りなかったかな、と思うのは物理的に子どもたちの食べる量が増えたからだ。

おいしい、
おかわり!

と食べる子どもたちに、思う存分食べさせられることに感謝する。

長男がお風呂を沸かしてくれてうれしかった。

次男がパンツにおしっこをちびらなかった

三男がトイレでおしっこをすることができた。

曇っていたけど、10月後半にしては暖かい1日だった。



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