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2023年3月の記事一覧
夏、余り、嘘、ほんと.3
「ごめん、飛鳥。」
「.........俺たちさ、別れよう。」
『......私の事、嫌いになったんだ。』
「それは違う。」
『っ...じゃあ!なんでそんな嘘つくわけ?』
「だから、嘘じゃ...」
『嘘じゃん!だって目の前にいるあんたが?
余命半年?そんなわけないでしょ!』
『そんな変な嘘ついてまで私と別れたいなら、はっきり言えばいいじゃん!』
『私のことが嫌いになったって!』
夏、余り、嘘、ほんと.2
「はぁ...」
『なーにため息ついてんの?』
「わっ......なんだ美月か...」
『おはよ!○○ 』
「おはよう。」
「...はは、相変わらず...元気だな。」
『うん!まぁーそりゃあねぇー?』
『てか、逆に○○は元気なさそーじゃん。
なんかあった?まさか飛鳥さんと...別れた?』
「...にやにやして言うことかよ、それ。」
「でもまぁ...そんなとこ。」
『え!まじぃ!?
夏、余り、嘘、ほんと.1
「ごめん。待った?」
『ん。当たり前でしょ。
自分から呼び出しといて来んのが遅すぎ。』
『罰として、あとで飲み物奢りだからな。』
「えぇ?まじ?」
「んまぁ...でも、飲み物くらいなら」
『じゃあ、コンビニでアイスもよろしく。』
「...ちょいまち、
俺、そんなに学校に金持ってきてな...」
『ふーん?こんな暑っつい中。○○に呼び出されたから、屋上で待っててあげたんですけど?』
「