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自己啓発本=自己否定本

自己啓発本=自己否定本

今の自分を捨て、今の世の中で必要なスキルを身に着けさせる。
それが、自己啓発本のイメージ。

自己否定しなければ成長は無い、と断言させられるような内容の本を20代前半に読みまくり、
今の自分じゃ駄目なんだ、と心を奮い立たせて日々を送っていた。

何故、そんなに読み漁っていたのだろう。
周りの人間が眩しく見えたからか。
漠然と将来に不安を抱いていたからか。

残念ながら自分の性格上、
自己否定を繰り返すと自信が失われていって、
行動力が無くなっていってしまった。

それに気づかなかった僕は、ひたすら「なんで自信が持てないんだ!」と己を叱咤し続けた。
負のループ

ほんとに今の考え方とは真逆だったと思う。


今は、自分の可能性を信じて深堀りしていくスタイル。

世の中的な考えからすると「自分を甘やかせている」かも知れない。
欠点だらけの堕落した人生になるかも知れない。

自己啓発本を読んで愚直に行動すれば、
欠点が無くなるかもしれない。

けど、本当にその欠点を無くしてしまって良いのだろうか。
果たして、その欠点は本当に欠点なのだろうか。



自己啓発本を否定するような内容になったけど、
その本が自分に合うかは人それぞれだと思う。


読み漁っていたのは10年前で、今はもっと優れた本があるかも知れない。

人生行き詰まってどうしょうもない人には、手を差し伸べる光になるかも知れない。

「この本の考え方は合わないな」と客観視して、
自分の価値観を再確認する機会として良いと思う。


でもやっぱり、自分には自己否定は合わないかな。


PS
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