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シードルに合う料理は? ガレット編 in フランス

ガレットとシードルの相性は抜群です。フランス北西部のブルターニュ地方では小麦が育たなかったため痩せた土地でも栽培できる「そば」が栽培されるようになり、紀元前7000年ぐらいにはガレットの原型が作られていました。ブルターニュは、蕎麦だけでなく、りんごの産地でもあります。地元ではガレットと一緒にシードルを楽しみます。

ガレット発祥の地ブルターニュ

イギリスのほぼ真下に位置し、大西洋に突き出た半島であるフランス北西部のブルターニュ地方。冷な気候だったブルターニュでは小麦が育たなかったため痩せた土地でも栽培できる「そば」が栽培されるようになり、紀元前7000年ぐらいにはガレットの原型が作られていました。そんなガレットがフランス国王ルイ13世の妻であるアンヌ王妃の目に留まり、宮廷でも取り入れられるようになったことでフランス全土に広まったといいます。

蕎麦にはルチンという抗酸化物質が

ガレットの生地に使われているそばはフランス・ブルターニュでは特産品として知られています。日本では縄文時代から食されてきた作物ですが、発祥とされている中国はもちろん、ロシア、東ヨーロッパやアメリカ大陸を中心に、世界でも広く栽培されています。

日本では健康長寿食の1つとして蕎麦が挙げられているように、他の穀物と比べても、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラル、ルチンなど豊富に含んでいる、ヘルシーな食べ物です。

蕎麦にはルチンという抗酸化物質が含まれています。ポリフェノールの1種であるルチンは、赤ワインやカカオなどに含まれるポリフェノールと同じように、体を酸化させ、あらゆる病気の原因となる活性酸素を除去してくれる働きがあります(抗酸化作用)。

さらに、ルチンには毛細血管を強化し血圧の上昇上昇を抑制する作用も。他にも蕎麦に多く含まれている食物繊維は、水分を多く吸収し、腸内に溜まった不要なものを吸着して排泄を促し、コレステロールの吸収も抑える効果があります。

さらに豊富なビタミン群も忘れてはいけない存在です。糖質をエネルギーに変換するために必要不可欠な栄養素で、疲労回復やイライラの解消に役立つビタミンB1。タンパク質や脂質、糖質などの栄養素の代謝を助け、皮膚や粘膜を保護し、肌や髪の健康を保つ、成長に欠かせない働きを持つビタミンB2。細胞の酸化を阻止し、老化防止に役立つビタミンE。これらのビタミン群は、穀物の中でも、そばに比較的多く含まれています。

ガレットとシードルの相性は抜群

ブルターニュ地方は、古くから蕎麦だけでなく、りんごの産地でもあります。その特産品を生かし、リンゴの果汁を発酵させた発泡性のアルコール飲料シードルが作られています。ブルターニュでは、香ばしく焼けたガレットと一緒にシードルをよく飲みますが、この組み合わせの相性は抜群です。

ガレットとりんごポリフェノールやビタミンとミネラル豊富なシードルとの組み合わせは美味しい美容食です。個性豊かなヨーロッパのシードルをお試しください。


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