ヨーロッパのクラフトシードル by TRAVESIA, Inc

フランス、イギリス、スペイン(バスク地方)、エストニア、ラトビアの5カ国から、個性的なりんごの果実酒をセレクトしました。奥深く芳醇なシードルをお楽しみください。 https://cider.travesia.jp

ヨーロッパのクラフトシードル by TRAVESIA, Inc

フランス、イギリス、スペイン(バスク地方)、エストニア、ラトビアの5カ国から、個性的なりんごの果実酒をセレクトしました。奥深く芳醇なシードルをお楽しみください。 https://cider.travesia.jp

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    正統派の英国シードルに出会う

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        • バスク地方スペインからフランスへ、シャネルの転機の地ビアリッツ

          19世紀からヨーロッパの上流階級、芸術家に愛されてきたフランス・バスクのビアリッツは、シャネルが初めてクチュールの店をオープンした土地というエピソードを持ち、サーフィンの街としても有名です。同じバスク地方でありながら、国境をまたぐスペイン・バスク地方の美食とアート、そして牧歌的側面とはまた違ったおもむきがあります。 バスク地方とは ピレネー山脈のふもとに位置し、ビスケー湾に面し、フランスとスペインの両国にまたがっているバスク地方。現在のスペインのバスク自治州およびナバラ自

          • シードルにテロワールの概念をーソムリエからシードルの造り手へ

             テロワールはワインの洗練度と微妙な差異に関わる概念です。フランスのノルマンディー地方でシードルを造るエリック・ボルドレはパリの一流レストランでソムリエをしていた経歴をもちます。シードルにテロワールという概念を取り入れ、フランスのガストロノミー(美食)の世界で注目されるフランスで最も有名なシードルの造り手のひとりです。 シードルにテロワールという概念 シードルにテロワールという言葉が使われると、シードルを知らない人はいぶかるかもしれません。一般的には、特にワインの洗練度と

            世界でも稀有な北緯57度線にあるワイナリーのシードル

            ヨーロッパの寒い地域ではブドウよりリンゴの栽培が盛んで、シードルがよく飲まれています。北緯57度線と聞けば、誰もブドウワインが作られるワイナリーがあると思わないでしょう。しかし、ラトビアの醸造家マルティンス・バルカンス氏が果敢に挑戦し続けています。アバヴァス・シードルはそんな世界最北のワイナリーで誕生したシードルです。 ラトビアのアバヴァ渓谷 ラトビアのアバヴァ渓谷では、川にはトンボが舞い、夏至の頃には人々が伝統衣装に身を包んで太陽の恵みを祝います。零下30度を超える厳し

            バルト海の真珠ラトビア、シードルの国際的コンテストで認められる国

            バルト三国の中央に位置し、バルト海のパリと評される美しい首都を持つラトビア共和国。日本ではあまり馴染みのない国ですが、1年を通して冷涼な気候が独特の風味と香りを持つシードル用のリンゴを生産する国です。過去10年の間に、バルト海産シードルの共通の特徴が形成され、ラトビアは世界の中でも新しいシードルの国のひとつです。 ラトビアの首都リガはバルト海の真珠 バルト三国の中央に位置し、バルト海のパリと評される美しい首都を持つラトビア共和国。日本ではあまり馴染みのない国ですが、1年を

            サッシー・シードルはなぜ砂糖を加えていないのに甘みがあるのか

            フランス・ノルマンディ地方のシードルは砂糖は添加されていません。けれど、リンゴの果実の甘みが感じられます。なぜならば、フランスのシードルの伝統的製法で作られるからです。では、その伝統的製法 とはどういった製法なのでしょう。この製法にこそ砂糖無添加のフランス・ノルマンディ地方のシードルの甘みの秘密が隠されているのです。 フランスの伝統的なキーヴィング 製法で甘みを残す *キーヴィング (keeving) 製法 はフランス語ではデフェカシオン([仏]défécation)とい

            クラフトシードル – 発酵の世界と、醸造家こだわりの製法

            ひとことにシードルといっても、いくつかの種類があります。リンゴのブレンド、発酵方法などによって香りも味も変わってきます。シードルのクラフトメーカーが作る個性的で豊かなシードルの製法にはメーカーによってこだわりがあります。まさに職人が生み出すクラフトといえます。今回はシードルの種類と製造工程、発酵についてご紹介します。 本題に入る前のシードルにまつわる小さなエピソード フランスでは ・自家栽培・自家醸造→フェルミエ ・農家からリンゴを買って醸造する→アルティザナル ・工場で

            スペイン・バスク地方、美食の地をめぐるあれこれとシードル・その2

            バスク地方には、 Basque Culinary Center(バスク・クリーナリー・センター)という世界でも珍しい食芸術・食科学の学位がとれる学校が存在します。いかにこの地が食への関心が高く、情熱が注がれているかがわかります。食への情熱の地・バスク地方の地元のお酒であるシードルと合う伝統的な家庭料理をご紹介します。 食芸術、食科学に関する大学学位が取得できるバスク料理センター Basque Culinary Center 先のブログで(スペイン・バスク地方、美食の地をめ

            スペイン・バスク地方、美食の地をめぐるあれこれとシードル・その1

            ミシュランの星付きレストランの密集度が高い世界屈指の美食の街であるサン・セバスチャンはスペイン・バスク地方、ギプスコア県の県都です。そんな美食の地で飲まれる地元の名産のお酒は?バスク地方には女人禁制の美食倶楽部がたくさんある?シードルと相性の良いバスクの家庭料理など美食の地であるバスク地方のあれこれをお届けします。 スペイン・バスク地方は美食の地 スペインとフランスの国境地域に広がるバスク地方は、豊かな経済基盤と、海の幸山の幸に恵まれ、スペイン語とは異なったバスク語を公用

            工業製品のようなシードル?世界最大の生産量イギリスのシードル

            あまり知られていませんが、イギリスは世界のシードルの半分近く生産・消費をしています。イギリスではシードルの加熱処理は政府規制にはなっていないため、濃縮果汁や添加物を使う、いわば「⼯業製品」のような飲料もシードルと呼ばれています。その一方で、丁寧で伝統的な製法で作られた美味しいシードルもたくさんあります。 優劣両極端のイギリスのシードル *イギリスではリンゴの発泡酒はサイダー(Cider)と呼ばれています。 イギリスは世界のシードルの半分近く生産・消費をしています。少なく

            日本から遠い国エストニアの豊かな食事情とシードルとのペアリング

            バルト三国のエストニアは歴史的な背景からドイツやスウェーデンの食文化の影響を受けています。漁業が盛んで海の幸が豊か、肉類は豚肉が好まれ、日本では珍しいソーセージが伝統食のひとつ。日本から遠いエストニアは食文化も異なります。そんなエストニアの食事とシードルのペアリングにはどんなものがあるでしょう。 エストニアの食文化 歴史的に支配を受けていたことから、ドイツやスウェーデンの食文化の影響を強く受けているエストニア。同じようにスウェーデンの支配を受けていた隣国のフィンランドとも

            エストニアの香り高いリンゴから生まれた、極上のクラフトシードル

            エストニア共和国は何百キロにも及ぶ海岸線と国土の約半分が美しく深い森です。バルト海沿岸では、北国の短い夏と長い秋が、密度が濃く、風味に満ちた香り高いリンゴを生み出します。ヤーニハンソはそんな香り高いリンゴを使ったシードルです。リンゴ生産などの農業的なバックグラウンドがない創業者のロージマ氏が目指すシードルとは?  おとぎの国のようなエストニア エストニア共和国の首都タリン。赤い三角帽子の屋根を持つ石造りの丸い道や城壁に囲まれた旧市街は、15世紀頃の街の面影が今も色濃く残る

            スペイン・バスク地方で、酸っぱいシードルに出会う – 様々な味わいの酸味を発見

            シードルというと日本では甘いお酒をイメージされがちですが、ヨーロッパのシードルは酸味やタンニンが多く含まれたリンゴをシードルに使うことが多いです。これがシードルの旨味や個性となります。スペイン・バスク地方のイサステギシードルは酸味が強くさっぱりしていますが、ワインの酸味とはまた違うし、トマトの酸味ともまた違うのです。 スペイン料理に欠かせないトマトとニンニク スペインの市場に行くと、驚くほど安く野菜や果物を買うことができます。スペインの人々はキロ単位で野菜や果物を買うこと

            イギリス南西部 - 1本のりんごの木から始まる物語

            イギリス・オーガニックシードルの最高峰といわれるダンカートン・シードル。世界各地での受賞歴を誇る彼らの物語は、1980年、BBCで⻑年ドキュメンタリー番組制作に携わってきたアイバー・ダンカートン⽒が、家族と共にロンドンを脱出するところから始まります。 ロンドンからヘレフォードシャー州へ 敏腕プロデューサー兼ディレクターであったダンカートン⽒は、妻、そして⼆⼈の多感な10代の息⼦達、そして90歳にもなる⺟親を引きずって、イングランド南西部の⽚⽥舎、ヘレフォードシャー州ペンブ

            様々なタイプ – シャンパーニュ製法? アップル・ビネガー?

            シードルにはどんなタイプがあるのでしょうか。主な3タイプをご紹介します。(1)シャンパンのようなシードル、(2)クラフトビールのようなシードル、(3)アップル・ビネガーのようなシードル。ビールやワインも様々なタイプがありますが、シードルはそれらと比肩するほどバラエティーが豊かです。 シードルの味、いろいろ シードルは「甘いお酒」というイメージが強いですがいろいろな味のタイプがあります。 1.シャンパンのようなシードル すっきりと上品な口当たりのシャンパーニュ製法で作ら