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★キャンピングカー生活まであと62日★「タクシードライバーが教える上手な運転のコツ」

こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
ぐっちーです。

実は私はタクシードライバーなのですが、先日お客様に運転を褒められたことがありました。
私からすれば当たり前に運転しているわけで、褒められるほどなのかな?と思ったりしますが、改めて自分は確かに「意識している運転の仕方があるかも」と感じたので記事にしてみることに。

車を動かす上で大切なのは「ハンドル操作」「アクセル」「ブレーキ」の3つなので、それぞれ解説します。

1.ハンドル操作

言わずもがな、永遠に真っ直ぐの道はありません。
どこかで曲がり角やカーブがやってきます。

私はハンドル操作で意識することは、とにかく急に切らないことです。他の操作でもそうですが、大原則として「急」が付く操作は乗り心地を損ないます。

そもそもハンドルは「切る」というより「ゆっくり回していく」イメージです。
そして車がカクカクに曲がっていくのではなく、カーブや曲がり角の角度に合わせて一定の舵角で回していくのがいいです。

進入する前にカーブや曲がり角の角度を見極めます。そしてハンドルの回し加減を決めます。
スピードが出ていれば出ている分、「急ハンドル」になるリスクが増えます。

そして角度が複合していないカーブや曲がり角では、ハンドルを回しすぎないように。
回しすぎてハンドルを戻してしまうと「カクカク」のハンドル捌きになります。

一定でないハンドルの回し方は、一定でない遠心力を生みます。(そもそもスピードを抑えて遠心力を極力発生させない方がいいのですが)

2.アクセル操作

こちらも大原則「急加速」はNGです。
乗り心地が損なわれるだけでなく燃費も悪くなります。

運転の理想は「一定」です。
極論、加速も減速もせずに一定の速度で走行することが理想です。

しかし街を走らせると信号や他の車がいますから、「できるだけ一定の速度」にすることが望ましいです。

加速し始めるとき(0kmからアクセルを踏む時)は、ブレーキから足を離したときの自動加速(クリープ現象)を0.5秒〜1秒待つイメージ。
「動いたな」と思ったらアクセルを1cm、2cmとゆっくり踏み込んでいきます。

加速のグラフがゆるやかな曲線を描くように。
(↑このイメージが特に大事。)

法定速度まで加速させる時も曲線を描くように。

オレンジのグラフのように加速。

そして法定速度に達したポイントでアクセルを少し緩めて踏み加減を一定にします。するとスピードを一定に維持することができます。法定速度に達したからといってすぐにアクセルを抜かないようにしましょう。
(アクセルの踏み加減が強いと、一定の踏み加減にしても加速し続けることがあります)

3.ブレーキ操作

上手い運転をする上で一番難しいのがブレーキ操作です。これはコツを知っていても最も感覚を磨くことが問われるので難しいところです。

車のクセによってもかなり変わります。
ちなみにLPガス+電気で走るJPN TAXIは普通の車よりも低速でのブレーキの応答性が繊細で扱いが難しいです。

2つのシチュエーションで解説します。
まずは赤信号での停車。

まずは赤信号、または赤信号に変わることが確認できたら早めにブレーキの準備です。
少なくともアクセルからは足を離しましょう。
(このときもゆっくり離していくほど乗り心地を損ないません)

アクセルから足を離すだけでもエンジンブレーキがかかります。そしてあとはアクセル操作の逆の曲線を描くように、ゆっくりとブレーキを踏み込んでいきます。

ゆっくりブレーキを踏むということは減速もゆっくりになるということです。そういう意味でも手前からのアクセルオフが重要です。(しかし一番大事なのは止まるべきところで止まることですから、いつでも止まれるようにしましょう。事故回避には急ブレーキも必要です。)

そして最後に0kmまで速度を落としてピタッと止まる時。
これが一番難しい。正直私も意識してやらないとピタッと衝撃なく止まることはできません。

なのである程度普段の運転から意識してみましょう。

まず2〜1km/hぐらいまではゆっくりブレーキを踏み込んで行き、減速の逆曲線を描きます。
その後「あ、もう止まる止まる...」というところでフッと僅か1cmないぐらいブレーキから足を離します(足が離れるわけではないんですが...伝われこのニュアンス!)

最後の「ひと抜き」が「ガクッ」と止まらないコツなのですが。これが絶妙で、ブレーキを抜きすぎると今度は止まらない事態になってしまうので気をつけましょう。

4.その他

まず解説したいのは車線変更
特に都内でタクシーを運転していると車線変更をすることは所要時間を短縮することにつながります。

車線変更の大原則。無理をしないこと。
無理をして車の合間を縫うように車線変更しようとすると、結局急ハンドルやブレーキの多用で乗り心地を損ないますし、最悪の場合は事故に繋がることも。

なので車線変更は余裕のある時に、ゆったりハンドルを切ること、加速減速はなるべくしないことを意識しましょう。

そしてシフト操作ですが、基本しません。
下り坂やブレーキ前に燃費向上でニュートラル(N)に入れることはありますが乗り心地向上に必要ではありません。

エンジンブレーキ(B)がついている車もありますが、こちらも急ブレーキに使う時や急斜面を下る時以外は使わなくて大丈夫です。



いかがでしたか?
私も文字に起こすことは初めてでしたが、タクシーを始める前から自分の運転する車に乗ってもらう人には快適に乗ってほしいと思っていたので意識していました。タクシーを始めてさらに磨かれた感じですね。

ぜひ実践してみてくださいね。

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好きこそ物の上手なれ

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