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子供みたいにそり遊び

オーロラツアーでの、

一人旅女子トーク。

そこで、あまりに話しやすいメンバーだったため、

「実は、明日の朝の飛行場への交通手段がなくて困ってるんです。

ゲストハウスは受付の人もいないから、

タクシーを呼ぶ電話もフィンランド語ではできないし‥」

と告白。

すると、

「私、朝一の飛行機でタクシーで行くから一緒に乗りませんか?」と

イギリス留学中の女性が誘ってくれました。

聞いたら、飛行機は別だけれど、

本当に近い時間帯!

どっちにしても一人で乗るタクシーだったから、

二人の方がありがたいということ。

なんて、ありがたいんだろうー!!!

もう涙が出そうなくらい、ホッとしました。

あー、こうやって解決するなんて

意外すぎる。

だけど本当にオーロラツアー参加してよかった。

・・・・・・・・・

そうやって、話していると、

ガイドのおじいさんが、

「オーロラがまだ見えないけれど、見えるかもしれないし、

湖に出ませんか」

とみんなに大声で誘っていました。

私たちも外に出た。

寒くて、顔が一瞬で冷え切る外気。

そこから目の前には大きな湖。

全面が鏡みたいに凍っています。

この先に、見えたらオーロラが見えるみたい‥なんだけど

まだ見えない。

するとおじいさんが、

「ただ待っていても楽しくないでしょう。そり遊びしましょう!」

とまさかの提案が。

小屋からそりを取り出して、

結構急な山道をそりで滑ります。

ひゃー、怖そう!

だけど楽しそう!!

みんな、そりに乗っても

途中で跳ね飛ばされちゃう。

私も、そりから落ちて雪に埋もれた。

だけど、最高!!

こうやって、自分を解放したのっていつぶりだろう??

真面目なことばかりしてきて、

こんなめちゃくちゃなそり遊びして、

子供みたいになったのって新鮮で。

みんなもそりから落ちるのをみて、

大笑いしたり。

いつのまにかオーロラはどうでもよくなるくらいでした。


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