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海外旅行の今後を予言

 今週はコラムを休みます、と書いてみてもnoteではまだほとんど読者が付いていないわけで、誰に言ってんだという感じ。一般向けのプラットフォームで業界特化型のプロ向け情報を掲載する難しさを感じます。…会社を離れて看板の需要さに気付くという古典的な中年の悲哀の様相ではあるものの、まだそれを認める段階にはありません。

 ということで、休むと言いつつ日記のように書き始めてしまったので、今後の国際旅行についての予言でも書き残しておきます。

・ロンドンとニューヨーク間で、往来を容易にする新しい枠組みのテストが始まり、先例となる

・EU内の各国でバラバラだった渡航規制が統一されて旅行者の安心感が増す。こちらも他国、他地域に先鞭をつける形

・主要国が共同で渡航規制を緩和、14日間の自己隔離を前提とする国は減り、到着時のアトランダムでの検査が主流となっていく

・コロナをカバーした旅行保険が一般化する(回復期には受入側の国や地域、事業者が率先してその費用を負担する)

 実は予言といいつつ、すべて海外の媒体に可能性として書いてあったことですが。逆にいうと、保険以外は基本的に観光産業側が各国政府などに対して切望し強く働きかけていることですので、実現しなければ「観光の負け」ということになります。観光の窮状は分かるけれども、世論や支持率とかの方が大事、と。だから業界的に外れる方がまずいことです。


 ついでに別の予言も。
「HISが蕎麦屋を始め、海外で家電を売るでしょう。」

 こちらは木曜日に澤田社長も登場したカンブリア宮殿で取り上げられていたものです。蕎麦屋!テレビで社員が蕎麦打ってる!とびっくりしましたが、それもまたHISという印象ですね(私としてはいい意味です)。

 番組によると社内から新規事業のアイディアを求めたところ6000件来たらしく、Googleによるとグループの社員数が1万8000人くらいだそうですから、単純計算で3人に1人が出したことになります。100人の旅行会社で30件と考えるとすごいことではないでしょうか。

 もちろん、取材があるのでハッパがかけられた可能性もありますし、そうでなくても当然クオリティはまちまちだと思いますが。(松本)


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