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旅ZINE制作日記

3/2のZINEフェス松戸に向けて、「旅先で会った変な人」、「2019年ロシアの旅」というZINEを制作している。

前回は100ページ超のエッセイ本を1冊作ったが、今回は50ページ×2冊くらいにするつもりだ。前回は一部の層に深く刺さる作品を目指したが、今回は幅広い層に手に取ってもらうことを目指している。
今回のZINEは、どちらも大学時代の旅がベースになっている。「旅先で会った変な人」は、場所ではなく旅先で会った人を軸にしたエッセイだ。「2019年ロシアの旅」は卒業旅行でロシアへ行ったときのエピソードを書いた。

原稿作成に難航した

今までも旅行記を書いたことはあったが、あまり納得のいく文章を書けなかった。気が付くと行った場所や出来事を陳列するだけの、味のない文章になってしまうのだ。自分で書きながら「この文章は退屈だ」と思う自分がどこかにいた。
今思うと、「点」として出来事を書いていたのが良くなかったと思う。その出来事そのものを切り取って文章にすると、書けることは限られてしまう。それでも面白い文章を書ける人はいるが、私には「点」を面白く描写するだけの表現力が欠けていた。
旅行記が好きな分だけ、自分が作る旅行記に妥協はしたくなかった。そこでその旅が、その出来事が自分にとってどんな意味を持っていたかを振り返ることにした。
旅をしてから5年くらいの月日が経っていたからこそ、その体験が自分にどんな変化をもたらしたか、ひいては当時の自分がどんな人間だったか俯瞰して書ける。「点」ではなく「線」として旅を解釈すると、以前よりも自分の文章に彩りを添えられた。
書くことで旅の記憶自体も鮮明になる。振り返るうちに、もう一度旅をしたような気持ちになれた。

表紙をココナラで作ってもらった

前回に続き、表紙のイラストをココナラで依頼した。
決め手はポートフォリオの作風だった。「なんでも作れる」より「この作風が得意」と書いてある方が依頼しやすい。私はイラストではなく文章で仕事をしているが、自分が受注側になるときも参考になる。
旅行記の原稿を共有すると、内容とリンクさせたモチーフをイラストに取り入れてくれた。実物のZINEを手に取るのが楽しみになるようなイラストが完成したので、表紙に負けない本文を作りたい。

1月中に原稿を書き終えて2月は校正に専念する予定だったが、試行錯誤していたこともあってまだ本文が完成していない。
2月上旬には入稿する予定。

3/2、松戸でお待ちしています。

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