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WEBデザインを学んでみたらネットサーフィンが楽しくなってしまった

ITは難しそうだからと、最初はWEBデザインをやってみようとは全く思わなかった。学ぼうとおもったきっかけはWEBライターについて調べていたとき、クラウドワークスの「Wordpress入稿の出来る方」という文言を見たことだった。Wordpressというものを使えば、どうやらブログも作れるらしい。せっかくだからブログでも作ろうかと詳しく調べているうちに、ブログを作ることだけでなくサイトの作り方自体に興味を持つようになった。

最初はてっきりWordpressをwordの仲間だと思っていたくらいだから、元々IT系の知識はほとんどない。htmlを未だにすらすら言えないし、ショートカットキーも2、3種類くらいしか使わない。アートが好きで美術館にもよく行くが、アウトプットとしてデザインに関わるクリエイティブな仕事をしたこともない。WEBライターになるとしてもWEBデザインを深掘りする必要はないが、それはそれとして勉強してみたいという気持ちがある。
こうしてライター→WEBライター→ブログ→WEBデザインの順番に私の興味は移行していった。WEBライター、ブログも並行して勉強しているせいで、全く仕事をしていないのにいつもバタバタしている。私はどうやら興味のわらしべ長者のようだ。無職の才能があるのかもしれない。

素人のいいところは「進んだ」と思うハードルが低いことだと思う。入門書を読みながらブログを開設しただけで半日程度かかってしまったが、形になっただけでも大きな達成感があった。
お問い合わせフォームを作って、テスト送信が成功する。記事をカテゴリ分けしてトップページにナビゲーションを付ける。WEBサイトを少し学んでいれば恐らく当たり前のことが出来ただけで、いちいちはしゃいでしまう。
そうこうしているうちに、ものの見え方に変化が訪れた。新婚旅行を兼ねて前撮りをするために大阪へ行く予定があり、ホテルを調べていたときのことだった。少し高めだがお洒落なホテルを見つけ、部屋や食事を詳しく見るためにホテルのサイトへアクセスしたのだが、気が付いたら部屋や食事そのものを忘れてサイトのデザインそのものに夢中になっていた。
高級感のあるトーン、使いやすさを残しつつビジュアルが洗練されたレイアウト。以前だったら「なんだかきれいだな」で済んでいたが、作り方を学んだ今は感受性が研ぎ澄まさて無駄に感動してしまう。夫に開発者ツールを使えばソースコードが見られることを教えてもらうと、私はホテルの予約をすっかり忘れて文字列を眺め始めた。SEO対策についても学んでいたので、サイトがどのキーワードをターゲットにしているかにまで思いを馳せる。ホテルの予約を思い出したのは、それから1時間くらい経ってからのことだった。

ぼんやりスマホを見て過ごすとき、普段は特別楽しいという気持ちはない。何を見ていたか後で思い返してもほとんど覚えていないし、大体無心でTwitterのタイムラインを追っている。
しかし最近はサイトを見ているだけでも楽しくなってしまった。サイトのレイアウトや色使い、SEO対策として盛り込まれているキーワード。何気なく見ていたものが急に面白いことに変わった。
その結果としてスマホを見ている時間を減らしたいと思いつつ、中々止められなくなってしまった・・・。なんとなく過ごしている時間が楽しいものになったので、悪いことではないのかもしれない。

つい先日にはUdemyの講座が安くなっていたので、WEBデザインの動画講座を購入してしまった。これからも書籍や動画で学びつつ、自分のブログを実験台として試行錯誤を重ねていこうと思う。
知識が増えて解像度が上がるとネットサーフィンはどんどん楽しくなってしまうが、ほどほどにしたい。

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