【思い出】Vibo Valentiaへの旅

2021年11月2日 23:57

明日はついにVibo - Milano戦！見に行きたかった…涙。

NISHIDA 🆚 ISHIKAWA
Il match #ViboMilano di mercoledì 3 novembre propone una sfida elettrizzante: quella tra gli atleti giapponesi Yuji Nishida e Yuki Ishikawa che, per la prima volta nella loro carriera, giocheranno l'uno contro l'altro.
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— Tonno Callipo Volley (@TonnoCallipoVol) November 2, 2021

特に南イタリアへのあこがれは強くて、Vibo Valentiaでゆっくり過ごしたり、足を延ばしてシチリアにも行ってみたいなと考えていました。残念ながら今回は行けませんが、また行ける日を楽しみにして…以前『一瞬だけ』行った時の思い出を振り返ってみようかと思います。笑

2020年2月、Coppa Italia（リーグ前半戦の上位8位が争うカップ戦）の準決勝・決勝を観戦するためにイタリア旅へ。当初、Coppa Italiaの前に石川が当時所属していたPadovaの練習を見に行く予定でマルコ・ポーロ空港着で飛行機を予約しました。しかし急遽Padovaに試合が入り、しかも対戦相手がシネニエゼやカールやスワンといったフランス勢が所属していたVibo。頑張れば見に行けそうかも…？と思いVibo Valentiaへ足を延ばしました。

電車で…笑。約950kmの旅。日本で言うと東京-山口くらいでしょうか。

ローマまでは順調だった電車旅。ローマ以降は遅延に次ぐ遅延でじわじわ焦りながらも、南イタリアの景色に心が救われていく。大好きなナポリにも再び降り立つことができて本当に嬉しかった。短い時間でしたが…。

ティレニア海の向こうへ日が沈んでいく。この景色はとても美しくて、ずっと眺めていたかったです。

当初15時半ごろ最寄り駅（Vibo Valentia Pizzo駅）到着予定だったのですが、実際には18時半と3時間の遅れ！涙　イタリアあるある。

ちなみに、遅延でナポリでの乗り継ぎが失敗してしまったのでインフォメーションで相談したら、次の電車に振り替えてくれました。しかし、2回目の振り替えはできないとのこと。なのでラメツィア・テルメ駅からVibo Valentia Pizzo駅は買い直しとなってしまいました…涙。まとめてチケットを買わずに、乗り換え駅で買う方がよかったかな。

駅に着くころには真っ暗！Vibo Valentiaでの観光予定はもちろん吹っ飛び、試合開始すら危うい！涙

あらかじめ予約していたタクシー会社（http://www.gotravelcalabria.it/）にメールで連絡し、本当だったらB&Bから拾ってもらう予定を急遽駅からピックアップしてもらうことに。

タクシー予約はメールで英語OK、返事も早く本当にありがたかったです。駅から約30分で20ユーロ。運転手の方はイタリア語オンリーだったので、お互いあわあわしながらも（笑）Vibo Valentia自慢を色々と話してくれてるのはわかったし、どんな仕事しているの？これまでイタリアはどこへ行ったことあるの？とわかりやすいイタリア語で質問してくれたりと、楽しい雰囲気を作ってくれました。

予約時間が大幅に遅れたもののギリギリ試合前に送り届けてくれました。感謝もこめて多めにチップを渡して「また試合後に迎えにきてね」と一旦お別れ。

Viboのホームアリーナ、『PalaMaiata』到着！さすが南イタリアだけに、ギリシャの雰囲気漂う外観。

アリーナの中はこんな感じ。

チケットは当時は8ユーロで全席自由。座席はコンクリート。大田区総合体育館の椅子より固くて冷たいので、クッションあったほうがよいかも…と思いました。笑

※2021/2022シーズンは11～16.5ユーロで全席指定になっています。（https://www.liveticket.it/tonnocallipovolley）それでも安い！

試合中の写真が1枚もないのは、ずっとこの手作りフラッグを両手いっぱいに掲げていたからで。このVibo戦の前に当時下位だったCisternaに負け（ちなみに当時パトリィがいた）、悔しい想いをしていたPadova。応援の気持ちを少しでも届けられたらと、飛行機や電車の中でPadovaフラッグをちくちくと縫いながらの旅でした。完成が間に合ってよかった。

残念ながら1-3で負けてしまったものの、石川は「次戦のホームPiacenza戦は勝ちます」とメラメラして気合十分だったのでホッとした記憶。（結局コロナの影響で延期のち中止になってしまいましたが涙。）そしてシネニエゼには、1月の五輪最終予選優勝おめでとうと声をかけることができました。イタリアでの経験が代表にも活き、そして代表での堂々としたプレーがまたイタリアのリーグで活きているなあとしみじみと。この日はそれ以上にカールがすごかったのですが。

すぐ明日はCoppa Italiaだったので（むしろメイン！）、Vibo Valentiaでゆっくりすることは叶わなかったのでまたいつか…！

早朝、Coppa Italia会場のあるボローニャ目指して名残惜しくもVibo Valentiaを離れました。次は向こう側の海沿いに泊まりたいなあ。