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北海道旅行記:晩秋の十勝を巡る旅(2日目:足寄町⇒本別町経由で帯広)

旅2日目(2022年11月14日)

ホテルで朝食⇒足寄散策

2日目は、「ホテルレウスアショロ」からスタート。朝食付きプランを予約したので、朝はホテルでいただく。

朝食は昨今の状況から、バイキング形式ではなかったが、一部の料理(ご飯やカレーなど)は自分で盛りつけるという形式だった。

料理はどれも美味しく、特に「チキンカレー」が良かった。

ホテルをチェックアウトし、足寄散策へと向かう。時刻は午前8時半頃。

昨日は低気圧の影響で気温が高く、私がホテルにチェックインしたタイミング(午後4時)で、14度もあった。

十勝の寒さに対応できるよう厚着をしてきたから、その時は汗だくになった。

本日は、最低気温が1度くらいまで下がり、ようやく厚着が役立ってきそうだ。

さて、皆さんは足寄というと、何を思い浮かべるだろうか。

私のイメージは、歌手の「松山千春」と、政治家の「鈴木宗男」である。

特に鈴木宗男については、松山千春も同郷という縁からか支援をしているし、町内での人気の高さはすさまじいものがある。

また、足寄とは関係がないが、同じ十勝には、「中川一郎」「中川昭一」という有名政治家もいる

さて、足寄といえば松山千春ということで、まずは千春関連の場所へ行く。

「千春の家」

ホテルから徒歩10分ほど、「千春の家」に来た。

これは何も松山千春の自宅というわけではなく、映画で使われた建物らしい。

周りの住宅とは一線を画す、古びた建物が印象的だ。

建物内部には入れないようだ。

さて、「千春の家」を見たら、あとは足寄町中心部を軽く見てみる。

足寄町役場

足寄町役場。足寄町は「日本で最も面積の大きい『町』」であり、人口は6500人くらい。

岐阜県高山市が市町村合併で大きくなるまでは、足寄は「日本一大きい自治体」だったらしい。

足寄の中心部(旧足寄駅前通り)。まさに「駅前通り」という雰囲気で、沿線にはさまざまな施設、住宅が立ち並ぶ。

足寄の道の駅

昨日も行った、足寄の道の駅(旧足寄駅)。
ここでご飯を買って、どこかで食べることも考えたのだが、まだ朝9時前で営業していなかったから、別のところで調達することにした。

道の駅から、本別町方面に進む。とりあえず足寄の「動物化石博物館」に行ってみようと思う。

引き続き、道路沿いにはお店や住宅が並ぶ。足寄は意外と都会だなと思った。

途中、セイコーマートで昼食を調達。

動物化石博物館へ行く

道の駅から徒歩20分くらいで、ようやく「足寄動物化石博物館」の看板が見えてきた。

上り坂を進んでいくと、博物館が現れる。入館料は400円で、別途料金を支払うと化石体験ができるらしいが、今回は展示を見るだけにとどめた。

博物館の中はこんな感じ。さまざまな動物の化石や、骨などが展示されていて、面白い内容だった。

1時間ほど展示を見て、博物館を出る。フロントではお土産を売っていたから、せっかくだから「化石マグネット」というものを買ってみた。

博物館を出たら、昼飯を食べる場所を探すため、「公園探しの旅」に出る。

公園で昼食を

Googleマップによると、「里見が丘公園」という公園があるようだから、そこを目指す。

道路案内標識を見ると、ここから帯広は60kmくらいしかない。足寄から帯広まで行くなら、やはり士幌経由で行く方が早いのだろうか。(バスは池田経由)

気温は一桁とはいえ、晴れている中上り坂を進むから、暑くなってきた。

冬に汗をかくと、汗が蒸発して体が冷える原因になるから、あまりかきたくはないのだが。

ようやく「里見が丘公園」着。あたりを見まわしてみたが、ベンチがない。

仕方がないから、この階段を上がった先にある展望台で、昼飯を食べよう。展望台まで行けば人が来ることはあるまい。

展望台到着。ベンチがあるから、安心して昼飯を食べられそうだ。

この時の足寄の気温は7度くらい。少し肌寒いが、晴れていて日光が注いでいるし、厚着をしているから特に問題ない気温だ。

しかし、太平洋側の地域は本当に天気が良い。

私は過去、首都圏に住んでいたことがあるが、首都圏は冬は毎日のように晴れて暖かく、もはや「冬がない」ような気候だった。(ただ、道民は東京の冬が苦手らしい)

道東も冬は晴れが多いようだが、体感気温はどうなんだろうか。流石に、北海道だから寒いんだろうな。

展望台で足寄の美しい景色を見ながら昼飯を食べる。人がほとんどいないから、快適に過ごせた。

昼飯を食べたら、再び足寄の中心部まで戻る。

「化石博物館」のバス停まで行って、足寄の中心部まで行きたかったのだが、

数十秒の差でバスを逃してしまった。

仕方がないから、歩いて足寄の道の駅まで戻ろう。

北海道では、○○に注意!

足寄の道の駅へ。

途中、「ツルハドラッグ」の前を通っていたら、赤い色の車が無理やり店に入ってこようとして、危ない思いをした。

ナンバーを控えたかったが、後ろから接近してきた車だったので、確認できなかった。

北海道の交通治安はお世辞にも良いとは言えない。道外から来る旅行者は、「道民の運転マナー」に注意してほしい。(もちろん、だいたいの車は普通に運転している。ただ、一部が…)

運転の荒い車に遭遇し、機嫌が悪くなる。道を歩きながら「何だよ!あの車!」と独り言を話していると、近くに人がいたことに気付く。

普段ならそこで、借りてきた猫のように委縮するのだが、今回はよほどイライラしていたから、特に気にせず愚痴をぶちまけていた。

ようやく道の駅に到着。イライラはまだ治まらないが、気分を入れ替えて、バスで本別町へ向かうことにする。

路線バスで本別町へ

十勝バスのダイヤは、昨今の状況から、平日でも土休日ダイヤとなっている。若干本数が減るが、それほど問題はない。

私と地元客、合計4名を乗せ、バスは足寄を出る。

30分ほど乗車し、「本別」で下車。

道の駅が目の前という立地だ。ここも例にもれず、「ふるさと銀河線」の旧本別駅でもある。

足寄にはあまり遺構が残っていなかったが、ここ本別にはそれがある。

「ふるさと銀河線」の駅名標が残る。「おかめどう」は「おかめ納豆」のような名前だが、実在する地名だ。

立派な跨線橋も残る。周囲は駐車場になっていて、頻繫に車が行き来するが、この跨線橋に目をやる人はほとんどいない。

まあ、飽きるほど見ている地元民なのか、鉄道遺構に価値を感じない観光客か、といった具合か。

跨線橋の中に入ることもできる。

「思い出掲示板」とあるが、何も書かれていない

跨線橋には、太陽から暖かい光が注ぐ。現役だった頃は、いったいどんな雰囲気だったのだろう。

跨線橋を見たら、適当に街を歩く。

図書館。立派な建物で、蔵書も多かった。

本別町役場。本別町は、人口約6400人の自治体

本別川橋梁。かつてここには鉄道(ふるさと銀河線)が通っていて、線路は今でも残っている。

本別川橋梁にほど近い、味のあるパチンコ屋

本別町中心部。こちらも足寄と同様、そこそこ発展している。

道の駅へ戻ってきた。こちらで、本別町の「豆」が使われているという「きんつば」を買う。

夕飯は、近くのAコープで調達。セイコーマートは少し離れていたから、今日はAコープ飯だ。

そろそろ夕刻だ。日の入りが早いから、そろっと帯広へ行こうとするか。

路線バスで帯広駅へ。始めはガラガラだったが、幕別駅で5人ほど乗車があり、その後は帯広へ近づくにつれ、乗客は10~15人程度まで増えた。

帯広には、午後5時頃に着いた。

今日から4泊、こちらの「コンフォートホテル帯広」に宿泊する。

帯広駅、バスターミナルからとても近く、利用しやすい立地だった。

ホテルで、先ほど買った「きんつば」をいただく。甘くて、とても美味しかった。

さて、本日からこれくらいで終了。

明日は、JRで豊頃町、浦幌町へ行きたいと思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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