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図書館除籍本の無料配布について調べてみた+古本市について

最近、古本屋や図書館について調べていたら、どうやら世の中の図書館では「除籍本」を市民に無料配布するということが定期的に行われているらしい。


除籍本とは?

内容が古い本や読まれなくなった本、破損した本などを指しているらしい。

自治体図書館における除籍本の無料配布事例(北海道)

私が現在住んでいる北海道内に関して、除籍本の無料配布を行っている自治体図書館がないか、簡単に調べてみた。

旭川市中央図書館

旭川市の中央図書館では、定期的に(毎月原則第3土曜日 9:30~12:00)「中央図書館リサイクル市」を開催している。

苫小牧市立中央図書館

苫小牧市立図書館では、「雑誌リサイクル市」なるものを開催している。
名前からして、おそらく雑誌だけが対象と思われるが、今後は雑誌以外の本の無料配布もあるかもしれない。

千歳市立図書館

北海道新聞の記事によれば、2023年10月に、千歳市立図書館で寄贈本や雑誌等を無料配布する「古本まつり」が行われた。

新十津川町図書館

新十津川町図書館では、毎年1回程度の割合で、「古本リサイクル市」を開催している。

美唄市立図書館

美唄市立図書館では、毎年1回程度の割合で「リサイクルBOOKフェア」を開催している。

八雲町図書館

八雲町ホームページには、「古本市のリサイクル市のご案内」というページがあるが、特に情報は掲載されていないので詳細は不明。

紋別市立図書館

北海道新聞の記事で、紋別市立図書館で2023年7月にリサイクル市が行われるとの報道があった。
記事によれば、2023年の開催は新型コロナの関係で4年ぶりとなったと書かれているため、コロナ感染症の脅威が少なくなった2024年も開催されるということだろうか。

新ひだか町図書館

新ひだか町図書館では、「リサイクル市」のようなイベントは行われなくなったようだが、随時除籍本を図書館で配布しているようだ。

鹿追町図書館

十勝毎日新聞によれば、鹿追町図書館で「雑誌・書籍還元」が2022年に行われた。
記事によると、町内在住者、町内通勤者限定のイベントとされている。

浦幌町立図書館

2019年の情報だが、浦幌町立図書館では、除籍本の一覧を公開し、図書館で無料配布を行っていた。

石狩市立図書館

平成29年(2017年)9月の石狩市広報によると、石狩市立図書館では、除籍本の無料配布が行われていた。
しかし、直近1年間の広報を確認してみたところ、最近は除籍本の無料配布は行われていないようなので、今後開催されるかどうかは不明。

https://www.city.ishikari.hokkaido.jp/uploaded/attachment/22301.pdf

深川市立図書館

深川市では、2023年10月に「古本リサイクル市」が行われていた。
ホームページを見るに、定期的に開催されている模様。

小清水町図書館

町立小清水図書館では、2024年1月に除籍本の無料配布が行われていた。

https://www.town.koshimizu.hokkaido.jp/hotnews/files/00009700/00009735/20240110152828.pdf

留萌市立図書館

留萌市の広報によると、2023年9月に「ブックリサイクル市」が開催されていた。
2022年にも同様のイベントが行われていたので、24年も開催されることと思われる。

大学図書館における除籍本の無料配布(北海道)

大学図書館における事例は少ないが、僅かながら見つかった。

北海道教育大学岩見沢校(2014年)

10年も前の話だが、北海道教育大学の岩見沢校では、大学図書館にあった学術書を中心に、3000冊の本を100円という破格の価格で販売する古本市が開催されていた。

専門書が100円で手に入るというのは、文字通り垂涎の的と言って良い話だが、おそらく滅多に行われることはないだろう。

その他の大学

その他の大学でも、除籍本の無料配布が行われている例がある。
しかし、ほとんどの大学(北海道大学、北海道医療大学など)は学内者限定となっており、学外者は参加ができない。

古本市について(江別市大麻など)

札幌の古本市については、まだあまり調べることができていない。

札幌中心部の「地下歩行空間」で「チカホブックマルシェ」なる古本市が定期的に開催されているようだが、情報が少なく今後の開催予定日がよく分からない。(公式Facebookは2021年を最後に更新されていない。)
そもそも最近は開催されていないのか?

https://www.facebook.com/tikaho.book/?locale=ja_JP

厚別区の新さっぽろサンピアザでは、「アツベツ古書の街」が年2回程度行われている模様だが、(最近では2023年9月に開催)今年の開催予定日は不明。

…古本市について調べてみても、公式ホームページはほとんど更新されておらず、SNSだけで情報発信をしているところが多すぎて、情報収集が大変だ。
X(旧Twitter)はログインしなければ投稿を見ることができないのだから、できればホームページか何かで告知してもらいたい。

話しは変わるが、図書館除籍本の無料配布について調べていたら、どうやら江別で毎月古本市が行われているらしいことを知った。

札幌の隣、江別市の大麻銀座商店街というところで、一般社団法人北海道ブックシェアリングという団体が、「大麻銀座商店街ブックストリート」を毎月開催している。

大麻銀座商店街は駅からは遠いが、ジェイアール北海道バスの路線バスが新さっぽろ駅、及び野幌駅方面から1時間に1本程度走っており、最寄りのバス停は「大麻13丁目」。
古書をすべて1冊100円(税込)で販売しているらしく、なかなか魅力的な市だ。

同じく札幌の隣、小樽市では、JR小樽駅にほど近い市立小樽文学館で、定期的に「大古本市」が開かれているようだ。

また、長崎屋小樽店で「小樽古本まつり」というイベントが行われていたことを確認できたが、最近(過去2,3年以内)の情報は見つからなかった。

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