北海道旅行記:日本最東端を目指す旅(1日目:札幌⇒岩見沢志文⇒由仁⇒栗山⇒苫小牧)
こんにちは。今回から、2022年6月に敢行した「日本最東端を目指す旅(7泊8日)」の模様を旅行記としてお届けします。
旅1日目(2022年6月19日)
旅行初日に、憂鬱になること。それは「通勤ラッシュ」ではないだろうか。
札幌の場合、地下鉄やJRで札幌駅に行くまでの間に、ラッシュで混む電車に乗らねばならない。
首都圏の混雑と比べればそれほど苦でもないのだが、できることなら、ラッシュを避けたい。
ということで今回は、日曜日に出発することになった。
さて、今までの旅では、JR北海道の「Hokkaido Love!6日間周遊パス」を使うことが多かった。
このきっぷは非常に素晴らしいのだが、ただ一つだけ、欠点がある。
それは、6日間しか使えないという点である。7日以上旅をしたい時は、当然ながら別のきっぷを買うか、他の交通手段を使う必要が出てくる。
したがって、今回は移動が本格化する3~8日目に周遊バスを使うことにする。1,2日目は、別のきっぷや、手段で移動しよう。
1日目の今日使うきっぷは、「一日散歩きっぷ」。札幌近郊のJR線で、普通・快速列車が1日乗り放題になるというきっぷだ。
あくまでも普通・快速列車が乗り放題、特急には乗れないので注意。
札幌駅から、まずは岩見沢方面に行こう。
札幌~岩見沢間は本数が多いから特に何も考えず駅まで来たが、
乗ろうと思っていた時間の岩見沢行きが車両故障で運休に。
仕方がないから、まずは江別行きで終点江別まで行く。どちらにせよ後続の岩見沢行きを待つことにはなるが、江別はまだ行った事がないから丁度良いだろう。
江別に到着。
江別市は大泉洋の出身地で、札幌のベッドタウンというイメージしかない。
最近、江別市の人口が小樽市を上回ったらしい。
札幌に近いという地理的条件は共通していながら、江別=人口増、小樽=人口減になったのはなぜなのか。
道外出身者の私的には、観光客が殺到する小樽よりも、江別の方が落ち着いて暮らせそうな感じはする。
江別で30分ちょっと待ち、札幌から来た岩見沢行きに乗る。
岩見沢からは、室蘭本線に乗り換えて栗山方面に行く予定だが、室蘭本線は非常に本数が少ない。岩見沢で1時間以上も待つはめになってしまう。
そんなに待つくらいなら、岩見沢手前の「上幌向(かみほろむい)」駅で下車して、歩いて室蘭本線の「志文(しぶん)」駅まで行った方が面白いんじゃないか。
岩見沢ではなく上幌向で降りるのは、志文駅までの直線距離が近いから。電車に乗っている時にとっさに思いついた移動法である。
上幌向駅は、岩見沢近郊の駅。交通系ICカードにも対応している、都会的な駅だ。
ひたすら、よく分からない道を進んでいく。
道が分かりにくく、やっぱりやめておけば良かったかなと思ったが、何とか志文まで辿り着いた。
途中、セイコーマートがあったので昼ご飯を買う。ご飯は志文駅近くの公園で食べた。
志文駅は、岩見沢から1つ隣の駅。ここも岩見沢市内だが、岩見沢駅前と比べるとかなり落ち着いた雰囲気だ。
ここから、室蘭本線に乗って栗山方面へと向かう。
室蘭本線の岩見沢~苫小牧間は、炭鉱全盛期には石炭輸送で栄えたが、今は純然たるローカル線になっている。
まずは、由仁(ゆに)駅で下車。列車はボックス席が全て埋まるか埋まらないかといったくらいの乗車率だった。
由仁町は、「ヤリキレナイ川」が流れている事でも有名だが、これに気付いたのはしばらく後のこと。
とりあえず、由仁町の図書館に行ってみた。(写真は図書館前にあった看板)
由仁は遺跡がたくさんある街のようだ。北海道は歴史が浅い地域と言われがちだが、先史以来人が住んでいたのは本州と変わらない。
次は、由仁から岩見沢方面に少し戻り、栗山で下車。
栗山町は、人口約11000人の町。札幌から高速バス「高速くりやま号」も来ており、駅前はバスターミナルとしても機能している。
鉄道しか知らないと、栗山は単なるローカル線の途中駅と思いがちだが、バスを考慮すると、
栗山は札幌、岩見沢、夕張、長沼など、各方面からバスが来ており、公共交通の要衝として重要な立ち位置にいることが分かる。
栗山駅の駅舎。簡易委託駅になっており、JRやバスの乗車券を扱っている。
駅前通り。栗山町は「人口集中地区」もあり、駅前商店街は充実している。
栗山駅から少し歩き、「栗山公園」に来た。
日曜日なので、公園は家族連れで賑わっていた。公園内にはキャンプ場もある。
写真に写っている車両は、公園内の「SL&キッズSL広場」に置かれている。
公園を見た後は、「栗山天満宮」に参拝し、駅に戻った。
栗山から、苫小牧行き列車に乗って、終点苫小牧へ。
本日は、苫小牧で終了。駅前の「東横イン苫小牧駅前」に宿泊。(2泊)
さて、東横インの良さは、「当日16時まで無料キャンセル可」「繁忙期でも料金を吊り上げない」そして「どのホテルでも同じような設備、サービスがある」
この3つだと思う。
ただ、当然デメリットもある。それは、「エレベーター近くの部屋だと、廊下から話し声が聞こえてくることがある」こと。
エレベーターから降り、部屋に入るまでの間、談笑している人がいると、その声が部屋まで聞こえてきてしまうのだ。
東横インは他のビジネスホテルと比べて廊下が狭く、エレベーターから部屋までの距離が近いため、このようなことが起きやすい。
だから、エレベーター近くの部屋だと「ハズレ」なのだが、今回がその「ハズレ」だった。
まあ、普通に過ごす分には特に問題はないのだが、ちょっと萎えてしまう点でもあったので、最後に書いておいた。
1日目は、以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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