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北海道旅行記:晩秋の十勝を巡る旅(6日目最終日:鹿追町を散策)

旅6日目(2022年11月18日:最終日)

拓殖バスで鹿追へ

今日は、旅の最終日。
帯広駅前のコンフォートホテル帯広をチェックアウトし、バスターミナルへと向かう。

さっそく窓口で、「ビジットトカチパス」1日分を購入。
今回の旅では、ビジットトカチパスを3回も買うこととなった。

今日は、「北海道拓殖バス」の路線バスで、まずは鹿追町に行き、それから新得駅まで行く。

新得駅から、特急で札幌に帰るという予定だ。

鹿追町は鉄道路線が通っておらず、バスでアクセスする必要がある。
帯広からは意外と近く、バスで1時間程度の距離感だ。

帯広バスターミナル

帯広バスターミナル4番線から、09時40分発、鹿追経由新得行きバスに乗車。

このバスの運転手さんはとても丁寧な方で、バスが発車するたびに「発車します」とお知らせしてくれるし、乗客が下車するたびに「ありがとうございます」と声を掛けていた。

鹿追町:神田日勝記念美術館へ

さて、1時間ほど乗車し、「神田日勝記念美術館前」で下車。

「神田日勝記念美術館前」バス停

東京生まれで、鹿追町に住んでいたという画家「神田日勝」の美術館がある。

道の駅「しかおい」

まずは、「道の駅しかおい」でマグネットを買う。こじんまりとした道の駅だった。

神田日勝記念美術館

道の駅のすぐ近くに、美術館がある。
私は、普段美術館へ行くことはないが、せっかくだから見てみることにした。

入館料(530円)を支払い、美術館へ入ってみる。
外観とは裏腹に、中は意外と小さかった。
「えっこれだけ?」と思ってしまったが、展示されている絵画はそれぞれに特徴があり、興味深く鑑賞することができた。

神田日勝という画家についてはほとんど知らなかったが、今回鹿追町に来ることで、新しく学びを深めることができ、とても良かったと思う。

然別川で、一人セコマ飯

鹿追町では、これといってやることは考えていなかった。

鹿追町役場

鹿追町役場を見てみたり、

鹿追町図書館

鹿追町図書館を見たりした。鹿追町は、役場も図書館も病院も、一箇所に集められており、便利そうな印象だ。

正午になったから、そろそろ昼飯にしよう。
鹿追町内にはいくつか食堂もあるが、今日もセコマ飯にする。

町中心部には公園の類が少ないので、少し歩き、然別川の方向へと向かう。

しかりべつ川公園

「しかりべつ川公園」というのがあるが、ほとんどがパークゴルフ場になっていて、ベンチはなかった。

北海道にありがちな、空き地を何でもかんでもパークゴルフ場にしてしまうのは、果たして如何なものだろうか。

然別川沿いの遊歩道。春の時期には、桜が咲き誇るらしい。

然別川(十勝川水系)

然別川は、あの然別湖が源。然別湖も鹿追町の有名観光スポットだが、今回は時間の関係でパスすることとなった。

然別川河川敷

河川敷に座り、昼ご飯を食べる。
結局、今回の旅は1日目(帯広駅のお店)を除き、昼食は全てセコマ飯だった。
11月という比較的寒い時期だが、天気に恵まれていたので、外での食事もそれほど問題なかった。

昼飯を食べた後は、適当に公園内を徘徊。

ビオトープ公園

パークゴルフ場のほか、「ビオトープ公園」が整備されている。

ピュアモルトクラブハウス

「ピュアモルトクラブハウス」という建物があったが、実態はよく分からず。

さて、そろそろ町中心部に戻る。
公園周辺にもバス停はあるのだが、少し時間が余ったから、図書館でも行って暇をつぶそう。

鹿追神社①

途中、鹿追神社に参拝。

鹿追神社②

おみくじもあったので、1つ購入した。

鹿追町民憲章

20分くらい歩き、町役場と図書館がある場所まで戻ってきた。
バスまでは少し時間があるから、図書館で本を読む。
郷土資料コーナーには、神田日勝関連の本も多かった。

鹿追から新得、そして札幌へ

「鹿追役場」バス停

「鹿追役場」から、新得行きバスに乗車。乗客は3~4人ほど。

バスは鹿追町中心部から、新得町の「屈足(くったり)」という集落を通り、JR新得駅へ向かう。

乗客の多くは、屈足の時点で降り、バス車内は私だけとなった。

鹿追役場から約30分で、新得駅到着。

新得からは、特急おおぞらで札幌へと戻る。発車まではまだ1時間くらいあるが、早めに指定券を取っておこうと駅で券売機をいじる。

金曜日の夕方とはいえ、まだ席は空いているだろうと思ったが、窓際は全て埋まっていた

やはり、札幌~帯広、釧路を結ぶ特急は需要が高いようだ。仕方がないから、自由席に乗車しよう。

特急まで少し時間がある。新得駅前を散策しよう。

新得駅前には、北海道拓殖バスのほか、コミュニティバスのバス停がある。

駅前には、サウナや浴場がある。
温泉街というわけではないのに、駅前に銭湯があるのは珍しいと思う。

駅周辺の市街地。坂が多く、駅からやや標高が低いところにある。

新得町図書館

新得町図書館。あまり時間がなかったので、内部は見られなかったが、外観からすると割と充実していそうだ。

新得駅前市街地

新得町は、人口約5800人の自治体。
JR特急が全て停車し、札幌や釧路から約2時間、帯広から約30分というアクセスを活かし、魅力を発信している。

幌加内や音威子府などと同様、蕎麦が有名な場所でもある。

新得町は、「北海道の重心地」でもあるらしい。
重心」という概念は、数学で勉強したことがあるが、いまいち理解できなかったことを覚えている。

とりあえず、北海道の真ん中にある自治体と考えれば良いのだろうか。

さて、そろそろ日も暮れる頃だから、あとは駅で列車を待つ。
駅のお土産屋さんで、「北海道チーズクッキー」を購入。

新得駅から、特急おおぞら8号に乗車。
折り返し列車が遅れたらしく、到着が10分ほど遅くなった。

自由席に乗ったが、案の定自由席は窓際がほぼ埋まっていたから、仕方なくデッキで突っ立っていることにした

特急は、新得を出るとトマム、占冠、新夕張、南千歳、新札幌に停車する。
新夕張では、ホームに雪が積もっていた。

夕張市は、今年9月に市内の本町に行ったが、新夕張駅周辺はまだ行った事がないので、近いうちに行けたら行きたいと思う。

南千歳は、新千歳空港方面へ行く人も多く、ここで席が空いたが、もう面倒だと思い、終点の札幌まで立っていることにした。

新得から2時間ちょっとで、札幌到着。
デッキで立っている事には慣れているが、鹿追や新得の町を歩いた後だったから、結構疲れた。

帰りは、地下鉄東豊線で。
ちょうど18時~19時頃ということもあり、車内は混んでいた。

乗車していて思ったが、(一部の?)札幌市民はなぜ、混雑している車内でも、平気でリュックを背負っているのかが分からない。
おそらく、札幌の地下鉄で、律儀にリュックを前に抱えている人は、首都圏在住歴がある人だろう。

旅の総括(訪れた場所等)

今回の旅では、北海道の十勝地方を巡った。

JR北海道の「Hokkaido Love!6日間周遊パス」や、十勝バス・北海道拓殖バスの「ビジットトカチパス」を活用し、各地を巡ることができた。

訪れた自治体は、以下の通り。

  • 帯広市(JR帯広駅、帯広バスターミナル、コンフォートホテル帯広)

  • 足寄町(道の駅、足寄動物化石博物館、ホテルレウスアショロ、「千春の家」)

  • 本別町(道の駅、図書館、本別川橋梁)

  • 池田町(JR池田駅、ワイン城)

  • 豊頃町(JR豊頃駅、佐々田沼)

  • 浦幌町(JR浦幌駅、浦幌神社、浦幌町立博物館)

  • 広尾町(十勝神社、サンタランド、鉄道記念公園)

  • 大樹町(道の駅)

  • 上士幌町(航空公園、交通公園、町営球場、図書館、道の駅)

  • 士幌町(徒歩で通過)

  • 鹿追町(神田日勝記念美術館、道の駅、図書館)

  • 新得町(JR新得駅)

全国旅行支援(Hokkaido Love割)を初めて利用した旅でもあったが、思ったより旅行客は少なく、快適に旅できたことも良かった。

今回の旅行記は、以上で終了です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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