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ポスト資本主義の研究 log1

違和感と小さなアイディアのメモ

なかなかヒトスジナワではいかない研究課題ですので、思案ログを続けていきます。

資本主義を強めてしまうアフリカ投資

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資本主義が生んだ罪は、格差です。教育、情報、そして貧困。貧困は遺伝します。それはDNAとして、家庭環境として。しかし私たち日本人は、まだそこから抜け出せるよう学ぶことや職業選択の自由があります。ただアフリカではチャイナマネーに揺らぎ、その成長は外因によるもの。そして仮想通貨という、法定通貨システム未体験の価値交換システムがスタンダードになりつつある。しかしそのOSが資本主義で最終地点が現金なら、結果は変わらない。アフリカ資源を担保にしたODAでは、何も変わらない。資本主義が力を強め、覇権を握るだけ。そんな危機感に苛まれています。

格差の始まりは地価

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土地の価値はそこに集まる人の税金×量。または、食べ物の生産や観光風景。そこに人間が値付けし、権利を主張することに違和感を覚えました。資本と利権が格差を生む。価値交換の手段であるお金にまつわる権利を「金融商品」と名付け、売買することの違和感。空中権のような違和感。その空中権ばかりで資本がどんどん膨らんでいく。本来、人が生まれた価値とは?人が社会に貢献する価値は?お金をではなく、環境保全をした人の価値とは?なにかが変だと思っても、答えを知っているのはきっと一握りの人間です。

深圳経済にみる歴史の繰り返し

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香港のとなりにある深圳は経済特区。人口1000万人とBATHを有するこの地はシリコンバレーをしのぐ技術とスピードが売り。ケータイや家電などの廉価版製造シティは「技術は盗むのではなく、シェアするもの。知的財産とは弁護士を肥えさせるためのシステム」という概念が生んだ街です。その議論はあとにするとして、深圳の良さは「廉価」だったことですが、地価の値段が上がってきたとされています。歴史的にも類を見ないスピードで成長するこの街も、結果的に資本主義に食い殺されてしまうのか。中国政府との癒着が巨大企業の絶対使命であれば「人の善意」を守るはずの法は機能するのか。そしてまた、格差が生まれてしまうのか。宗教が科学に答えを出せずにいたあの頃のヨーロッパと同じ過ちになるのか。それとも、違う未来を見ている人間がどれほどいるのだろうか。

ポスト資本主義のエコシステム

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今度はそれを一度忘れて、未来のお話をしたいです。

「地球に優しく。人に優しく」。それができたら、生きていける社会システムについてのアイディア。人が「生まれてきた価値」と「貢献した価値」で共存していけるシステムです。

生まれてきた価値は一律「50,000万」ポイント。基本両親に付与されますが、これはブロックチェーンで管理されており、育児や教育などに使うことができます。教育は基本、無料。「親としての学校」もオンライン入学でき、そして胎児や幼児、中学校までオンラインでの義務教育が可能です。もちろん接続するための通信費、デバイスは「生まれてきた」ポイントで賄うことができます。

また農業従事者は、食というライフラインを支える仕事として大きくポイントが加算。さらには「人の体に優しい野菜」などを提供することにより、大きなポイントが加算されたり、森林伐採をしない環境を考えた農業やIoTを取り入れることでも大きくポイントが加算されます。助成金との大きな違いは、国や管轄行政に関係なく、顧客からのポイントがブロックチェーンで還元されること。

今回のログは以上。

マガジンもありますので、宜しければ。

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