中根雅文

中根雅文

最近の記事

Noteのaltテキストの残念な仕様

以下、ブログに掲載したものをそのまま掲載します。 先日投稿したaltテキストが示唆するものの中で、Noteに掲載されている記事中の画像に付けられたaltテキストについて、こんなことを書いた: altテキストを付けた人が使っている端末がMacなのだろう、濁音の平仮名と片仮名がいわゆるNFDで書かれているために、読み上げがおかしなことになってしまう環境が多い。 これは、DXからデジ道へ!デジタル改革担当大臣が考える「誰一人取り残さない」日本の未来。|デジタル庁(準備中)とい

    • altテキストが示唆するもの

      デジタル庁(準備中)のこんな記事が目にとまった: この大臣直々に書いたという記事にある3枚の画像に付けられている説明(いわゆる「altテキスト」)が、なかなかに興味深いことになっている。 なお、この件についてTwitterでつぶやいたら、関係者から「改善について担当と調整する」という旨の返信が飛んできたので、この記事を公開できる頃には元記事は修正されているかもしれない。 [全文はブログでお読みください。]

      • Windows PCのセットアップに視力は要らない

        以下、ブログに掲載した記事をそのまま掲載します。 おそらく2015年頃には、Windows搭載PCの初期設定は、全く画面を見ることができない全盲のユーザーでもほぼ独力でできるようになっていた。でも時々、誰かに画面表示を見てもらわないといけない場面に遭遇することもあった。 時は経って2021年、かつては誰かの視力に頼らないといけなかったような場面も、適切な技術を使えばそれなりに突破できるようになった。 比較的PCを使い慣れている視覚障害当事者なら特段新しい話でもないが、知

        • スクリーン・リーダーでNoteを試す:アカウント設定編

          以下、ブログに掲載した記事をそのまま転載します。 これまで、Noteに記事を投稿する場合と、投稿された記事を読む場合について、スクリーン・リーダーでの使い勝手を紹介した。 今回は、アカウント設定の画面、特にチェックボックスに注目する。 例によって結論から書くと、全然ダメである。 そして末尾に実際に使っている様子を張り付けておく。 アカウント設定画面への動線を見つけられるか?そもそも、まずアカウント設定画面への動線を見つけられない人がそれなりにいそうな気がする。 視覚

        Noteのaltテキストの残念な仕様

          スクリーン・リーダーでNoteを試す:閲覧編

          以下、ブログに掲載した記事をそのまま転載します。 先日の投稿でスクリーン・リーダー・ユーザーが投稿するのはちょっと大変という話を紹介したNote、今回は閲覧する場合についての感想を紹介する。 結論から言うと、画像がない記事を読むだけならまあ良いかもしれないけど、Note特有の機能の使い勝手には難あり、といった感じだ。 テキストのみの記事テキストのみの記事を読む分には、致命的な問題はない。とはいえ、Noteは書き手がいくらちゃんとしたHTMLにしたいと思っても、表現できる

          スクリーン・リーダーでNoteを試す:閲覧編

          ITスキルが高い視覚障害者の特徴

          以下、ブログに掲載した記事をそのまま転載します。 最近、何人かの全盲のスクリーン・リーダーのユーザーにPC関連のサポートをした。その中で感じたことがある。 これは20年くらい前から折に触れて考えてることなんだけど、IT関連のスキルが高い視覚障害者、というかスクリーン・リーダー・ユーザーの大きな特徴は、とにかく「よく聴く」ということだ。 そもそもITスキルが高いとは? まず僕が考える「高いITスキル」とはなにか。 もちろんいろいろな段階があるのだけど、最終的には 初

          ITスキルが高い視覚障害者の特徴

          スクリーン・リーダーでNoteを試す:テキスト投稿編

          以前1度Noteのアカウントをとある事情で作ったことがある。 でもスクリーン・リーダーで使いにくくて利用に至らなかった。 あまりにアクセシビリティーを考慮してないように感じて、結局腹を立ててアカウントを消した。 今回、これまたとある別の事情で、あれから状況が改善したかどうか試してみることにした。 結論から言うと、「大きく変わっているようには見えない」という感じだ。 とりあえずテキストの入力はできるけど……テキスト投稿の編集画面で、普通にテキストを入力することはできる。

          スクリーン・リーダーでNoteを試す:テキスト投稿編