![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75797077/rectangle_large_type_2_810bf2fe1eaa044efd7d43646ccd0ce1.png?width=800)
第1章 現代天文学の基礎知識 6
天文宇宙検定1級公式参考書「極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。
電磁波
光(光子)は粒子であると同時に波動(電磁波)でもあります。
波動としての性質に着目すると、波長$${λ}$$と振動数$${ν}$$を持ちます。
この積は真空中の光速$${c}$$に等しくなり
$${λν = c}$$
が成り立ちます。
電磁波を波長の短い(大きい)方から長い(小さい)方まで並べたものを電磁波スペクトルと言います。(第6回:光の性質〜光のスペクトル 参照)
波長の単位は$${m}$$、(1秒あたりの)振動数の単位は$${Hz}$$です。
粒子としての性質に着目すると、一つの光子はエネルギー$${E}$$と運動量$${p}$$を持ちます。
この時
$${E = hν = \frac{ch}{λ}}$$
$${p = \frac{E}{c} = \frac{hν}{c} = \frac{h}{λ}}$$
が成り立ちます($${h}$$はプランク定数)
スペクトル
連続スペクトル:白熱電球や太陽・星の光など様々な波長の光を含んでおり、なめらからなスペクトル
線スペクトル:特定の波長の放射が強かったり弱かったりするスペクトル。強度が強い場合、輝線。強度が弱い場合、吸収線あるいは暗線という。
天体の輻射
連続スペクトル
→熱的スペクトル
→黒体輻射:恒星、降着円盤
→熱制動放射:HⅡ領域、銀河間ガス
→非熱的スペクトル
→シンクロトロン放射:超新星残骸、活動銀河
→逆コンプトン放射:X線星、活動銀河
線スペクトル(輝線、吸収線/暗線)
→21cm線:星間ガス
→分子スペクトル:星間ガス
→原子スペクトル:恒星、銀河
→サイクロトロン線:白色矮星、X線星
→対消滅線:天の川銀河の中心
宜しければサポートをお願い致します。ご厚意は天文ボランティア活動の資金とさせて頂きます。 これからも星空に興味を持っていただけるような記事を書きたいと思っています。