第1章 現代天文学の基礎知識 1
天文宇宙検定1級公式参考書「極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。
プランク時間
記号 : $${tp}$$
光子が光速でプランク長を移動するのにかかる時間、なんらかの物理的意味を持ちうる最小の時間単位
バリオン数
素粒子の量子数の1つ
クォークは1/3、反クォークは-1/3になる
クォーク3個でできている陽子や中性子のバリオン数は1になる
弱い力と電磁力
自然界に知られる四つの力(重力、強い力、弱い力、電磁力)
第一の相転移で重力が、第二の相転移で強い力が、第三の相転移で弱い力と電磁力に分かれた
ハドロン
素粒子・原子核物理の用語で「強い相互作用で結合した複合粒子」の総称
常用対数と自然対数
$${y = a^x}$$ ←→ $${x = \log_a y}$$( a = 10で常用対数)
$${y = e^x}$$ 又は $${y = \exp(x)}$$ ←→ $${x = \log_e y}$$ 又は $${\ln x}$$
質量密度と個数密度
質量密度:質量の密度(一般的にいう密度に相当)
記号:$${ρ}$$
単位:$${kg / m^3}$$(=$${kg m^{-3}}$$)など
個数密度:個数の密度、数密度ともいう
記号:$${N}$$や$${n}$$
単位:$${m^{-3}}$$など
質量を$${m}$$、個数密度を$${ρ}$$、質量密度を$${N}$$とすると
$${ρ = mN}$$($${kg / m^3 = kg × m^{-3}}$$)
となる
水素原子が$${1cm^3}$$中に1個存在する場合、平均的な個数密度と質量密度は
個数密度:$${N}$$ = $${1 cm^{-3}}$$
質量密度:$${ρ}$$ = $${1.67×10^{-24} g/cm^3}$$
(水素原子の質量は、$${1.67×10^{-24} g}$$)
角度とラジアン
ラジアン:角度の単位で、弧度とも言う。記号は$${rad}$$
円周を360°とすると、$${360° = 2π rad}$$($${1 rad = 360° ÷ 2π = 57.3°}$$)
1秒角は、1°の3600分の1(1° = 60′ = 3600″)
つまり、1°は $${1rad ÷ 57.3°}$$ となり、約$${0.01745 rad}$$
1秒角はさらに3600分の1となり、$${0.000004847 rad}$$($${4.847 × 10^{-6} rad}$$)
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