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第3章 恒星の世界 19
天文宇宙検定1級公式参考書「極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。
年周視差を用いる距離の推定法
年周視差
三角視差を利用して距離を測定する
距離のわかっているA,Bの2点(基線)から目標Cを見る角度(視差)を測定し距離を計算する
また、基線に地球の軌道半径(1au)を用いたものを年周視差と呼ぶ
年周視差と距離の関係
年周視差が$${1″}$$になる恒星までの距離を1パーセク(pc)と定義する
距離は
$${1pc = 2.06 × 10^6 au = 3.09 × 10^{16} m = 3.26 光年}$$
である
距離指数を用いる距離の推定法
HR図や色-等級図を利用
恒星のスペクトル型や色指数と絶対等級の間に見られる関係性を利用して測定する方法
恒星のHR頭上での位置、つまり絶対等級を推定し、恒星までの距離を計算する
脈動変光星の周期光度関係を利用
主系列星から巨星へと進化する途中で恒星自身が脈動(膨張・収縮を周期的に繰り返すこと)を始めることがある
脈動に伴い、恒星の大きさはもちろん表面温度(色指数)や光度も変化する
この変光星(セファイド変光星やこと座RR型変更星)には変更周期と絶対等級に一定の関係性があり、絵られた絶対等級から距離を計算する
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