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第4章 連星とブラックホール活動 34,35
天文宇宙検定1級公式参考書「極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。
ブラックホール
質量が集中し重力場が非常に強く、空間の歪みが大きくなって光さえ逃れることできなくなった天体のこと
自然界には自転していない球対象のシュバルツシルト・ブラックホールと、自転しているカー・ブラックホールがある
恒星の終末にできる典型的な恒星質量ブラックホールの質量は太陽質量の10倍程度、銀河の中心核に存在する長大質量ブラックホールは太陽質量の数百万倍から$${10^8}$$倍の質量を持つ
最も単純なシュバルツシルト・ブラックホールの事象の地平線の半径(シュバルツシルト半径)は
$${r_s = \frac{2GM}{c^2}}$$
で計算される($${M}$$:質量、$${G}$$:万有引力定数、$${c}$$:光速)
はくちょう座 X -1
はくちょう座にあるX線源で、太陽質量の30倍程度の質量を持つ9等級の青白い超巨星(HD226868)を同10倍程度のX線を表出している光で見えない天体からなる近接連星である
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SS 433の観測と解釈
天文学者ニコラス・サンデュリュークとブルース・スティーヴンソンによるSSカタログの大433番登録天体
Hα線スペクトル観測と164日周期で動くスペクトル線などの観測から近接連星系であると推定された
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SS 433の運動学的モデル
現在では中心の天体から反対方向に2つの物質の噴流(宇宙ジェット)が吹き出しており、さらにこのジェットの方向は駒のように歳差軸の周りに回転していると考えられている
さらに偏移の大きかららジェットのガスは秒速78,000km、光速の26%という驚くような速さで吹き出していると見積もられている
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