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第3章 恒星の世界 27,28
天文宇宙検定1級公式参考書「極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。
恒星の質量と光度
恒星の質量は連星系や系外惑星系の場合はケプラーの法則を適用することで求められる
恒星の光度は恒星全体で単位時間に放出する全エネルギーになる
恒星は可視光以外の波長域(赤外線や紫外線)でもエネルギーを放出しているため、可視光で得られた見かけの等級から算出した絶対等級(実施絶対等級)は全波長域で求めた絶対等級(輻射絶対等級)よりも暗くなる
輻射絶対等級は実施絶対等級に対して補正して求める(輻射補正)
輻射絶対等級が分かれば、第3章 恒星の世界 その18で紹介した「明るさと等級」の関係から光度が分かります。
これらの方法が使えない場合、(主系列星の場合)質量光度関係などから推定することになる。
光度は質量のほぼ3~4乗に比例する
脈動変光星
星本体が膨張と収縮を繰り返すことで明るさを変化させる変光星
100〜1000日程度の変光周期で比較的規則的なミラ型変光星などがある
セファイド変光星
変光周期が長い星ほど絶対等級が明るいという性質がある(周期光度関係)
この関係を用いると、その実視等級と変光周期を測定することで距離の測定に用いることができる
ケフェウス座δ型、おとめ座W型(いずれも長周期セファイド) 、こと座RR型(短周期セファイド)などがある
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