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第4章 連星とブラックホール活動 29,30

天文宇宙検定1級公式参考書極・宇宙を解く-現代天文学演習」を読んで、わからない用語や整理したい内容をまとめています。
ど素人がまとめていますので、誤り等指摘いただけると嬉しいです。

連星系の構成要素と連星の種類

連星間距離:2つの星の間の距離
共通重心:2つの星の質量の質量重心
軌道面:2つの星が好転している面
軌道傾斜角:軌道面に垂直な方向と視線方向のなす角度
公転周期:公転の周期
質量比:2つの星の質量の比
主星:観測的に明るい方の星
伴星:観測的に暗い方の星

遠隔連星:万有引力によって重力的に結びついているが、星の大きさに比べて連星間距離が十分大きく、それぞれの星を単独星と同じように考えても良い連星系
近接連星:質量の交換や潮汐力などの相互作用が働いている連星系

実視連星:望遠鏡で見たときに主星と伴星が分かれて見える連星
分光連星:スペクトル線のドップラー偏移の周期性から連星であることがわかった連星
食連星:食現象(掩蔽)による変光から連星であることがわかった連星

一般化されたケプラーの第3法則

星1(質量$${M_2}$$)と星2(質量$${M_2}$$)、連星間距離が$${a}$$、公転周期が$${P}$$の時

$${M_1 + M_2 = \frac{a^3}{G}(\frac{2π}{P})^2}$$

となる($${G}$$:万有引力定数)

潮汐力と潮汐加速度

潮汐力:物体に動く重力の強さが場所によって異なるため、物体を引き裂いたり歪めたりすつように作用する力

潮汐加速度($${M}$$:天体の質量、$${R}$$:天体からの距離)

$${\textbf{g} = -\frac{GM}{r^2}\frac{r}{r}+\frac{GM}{R^2}\frac{\textbf{R}}{R}}$$

潮汐半径と潮汐破壊

$${R_t = 2a(\frac{M}{m})^{1/3}}$$

この半径$${R_t}$$を天体Mの潮汐半径と呼ぶ
$${M - m}$$間の距離が天体Mの潮汐半径よりも小さくなれば天体mは破壊されてしまう

自転同期(潮汐固定)

潮汐力の影響により自転周期と公転周期が等しくなり、常に同じ面を向けて公転するようになること

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