シン・エヴァが良過ぎて満たされている
先日、長い長い公開延期を経て、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||が公開された
序が公開されたのは2007年
14年かかった
序が公開された時、私は中学生だった
14年経ってしまった
Qから9年
キューとキュウを掛けてるのか
まあなんでもいい
感想でも書こうと思う
まず1つ
最高だった
私は多分人生が変わる
これが名作か
それでは順を追って
既に観た人向けに
観てない人は読まないで下さい
ここには何もないです
注:ここからネタバレを含む
冒頭からもう訳の分からない祭り
Qの再来
視聴者置いてけぼりの厨二病ワード祭り
それでも映像が凄すぎてそれだけで満足
わけわからなくなるのは覚悟してた
問題はそこではない
納得のいく終わり方をするのか
それだけだ
先に言っておく
私は納得した
この終わり方で私は満足した
それ以上
最高だった
最初のわけわからん祭りが終わり舞台はシンジやアスカやレイ達に切り替わる
Qのラストでどこかに歩いて行く3人だ
ネタバレするよ
トウジ達が出てくる
冒頭の謎物体を使って赤くなった世界の中に復活した場所が出来てそこで生活をしていた
トウジとヒカリは結婚して子供がいた
そこでレイが私達の知っているレイになっていく
最後のプラグスーツのシーンはもう綾波だった
ケンスケは相変わらずという感じ
アスカとなんか仲良いねって感じ
シンジは1人その集落から離れて塞ぎ込んでる
長いことシンジは喋らない
なんやかんやでシンジが立ち直る
ここからシンジ君は凄いぞー
と思ったらQの最初みたいに隔離されてまた放置される
そこからはもうパチンコの演出かよというドンパチと恒例の謎呪文
派手に色々やって最終決戦なんだろうなといった感じ
シンジは依然隔離されて「なんでこいつここにいるんだ」状態
ここら辺から旧劇やこれまでの新劇の話をしっかり予習してるかしてないかで見方が変わると思う
アスカがまた不憫な目にあってゲンドウの目的を止める術も無くなって皆んなの予想通りシンジが登場
最終決戦に行く前のお決まりミサトさんが撃たれてシンジを励まして
それで最終決戦はゲンドウとシンジのシュール親子喧嘩
旧劇と似ている構図がそこかしこに散りばめられていた
でも違う
シンジは前を向いていてゲンドウは後ろを向き続けている
正直ここまでで終わっていたら最悪だった
本当に終わり良ければ全て良しである
シンジ君は全部の問題を解決しに行きました
父親との気まずい関係だけじゃなく
これまでのエヴァンゲリオンという作品の全てを
:||がタイトルに付いてる通りか
反復記号ですね
ピアノ好きな親子ですからね
繰り返される物語に終止符を打つわけですね
どうやって終わらせたのかは理解しなくて大丈夫です
特に重要ではないので
全てが終わって進んだ世界でマリといちゃこらするイケメンシンジ君
マリってお母さんと同級生じゃなかったっけ?と思いましたが私の勘違いかやっぱりシンジ君は年上好きなのか
いやでも確か50歳近くだった気がするんだけど
最後のイケメンシンジ君のセリフ
進んだ世界で進まなかったマリの手を引っ張って走り出す
エンディング
エヴァンゲリオンという作品の完結
それだけでも私は満足ですが
それよりも
後ろ向きでどうしようもなく何度も繰り返してきたシンジ君が前に進んでいる
それが私にはとても素晴らしく感じられた
現状に不満を持って
時代のせいにして
他人のせいにして
何かに言い訳しながら生きていて
過去のシンジ君みたいになって
全人類滅べとか考えて
いつ死ぬかしか頭にない
そんな現代の悲劇のヒロイン達には
このシンジ君は眩しすぎた
自分と重ねていたシンジ君が
上を向いて歩いているのが羨ましかった
それ以上に嬉しかった
他の人達が酷評したり解説したり考察したりしているがどうでもいい
私は最高だった
これまでのエヴァンゲリオンという作品達
それに囚われた人達
全部に
一緒に行こう
そういう作品だ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?